A Note

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体を鍛えている人は脂肪が少なくタンパク質の豊富な食材の筆頭である鶏の胸肉をよく食べると思うんだけど、あれは普通に炒めたり焼いたりするとぱさぱさになってしまってあまりおいしくないし、食べているうちにうんざりしてくる。ところが肉を細かく切って片栗粉を振りかけて混ぜてなじませてから、ねぎなりキャベツなり好きなものと一緒に炒めるとこれがおいしい。肉に酒、塩、こしょうを振って下味を付けておいてもいい。片栗粉が肉の表面につるつるした膜を作ることでぱさぱさした感じを中和するためにとても食べやすくなる。初めてこのテクニックを知ったとき、これは鶏の胸肉ばかり食べ続ける人にとっては素晴らしい技術だと感動した。そして人間に食べられてくれる鶏さんたちにも感謝しなくてはなるまい。自分で鶏をしめるということを今ではもう誰もしない。しかしもし仮に自分でしめた鶏というものを食べようとするとき、必ずその鶏に感謝しながら食べているはずだ。自分の手を血で濡らしたうえで何かの肉を食べるという経験は、たぶんスーパーマーケットで買ってきた綺麗な肉を食べる経験とは決定的に異なったものになるだろう。何かを殺して食べなければ生きていけないというのは人間の背負っている業のようなもので、悩ましいことだが誰もそこから免れることはできない。でも僕にしても、普段鶏の胸肉を炒めているときにいちいちこんなことを考えながらしているわけではない…

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女子学生中傷で神大准教授を停職、過去セクハラで処分
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20090620-OYO1T00279.htm

准教授は昨年6月、自分の講演会を聞きに来た女子学生を食事に誘い、その席で人格を否定するような発言をした。

こういうニュースでは正確になんと言ったのかが気になる。"君みたいなブス生きてる価値ないよ、頭も悪いし" とかそういうことかな。そこまで言えば "人格を否定するような発言" にはなると思う。逆にそのくらいひどいことを言わなければ "人格を否定するような発言" とまでは普通は言われない。いずれにしても発言そのものによって "停職1か月の懲戒処分" を食らうというのは相当なものだ。この男は相当ひどいことを言ったのだろう。セクハラで処分されたという前科もある人だし(それも二度も)、その前歴も考慮したうえで反省の色なしということで厳しい処分になったのかもしれない。ずっと大学にいて先生先生と呼ばれているうちに勘違いしてしまったな。


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