A Note

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Taliban 2.0

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昨日タリバンは2週間以内にカブールを手にするだろうと書いたけど24時間以内に事実上それが起こった。

ところが首都における最終決戦は避けられる雰囲気だ。現政権は最後まで抵抗し血を流すのではなく、むしろ平和裏にタリバンへ権力を明け渡す意図が見えてきた。

今のタリバンは国際社会からのRecognitionとLegitimacyを獲得した上で、信頼に足る政権を樹立しアフガニスタンを治めることを第一の目標としている。だから血に飢えたReligious extremistと見られることは何よりも避けている。

今後のアフガニスタンはどうなるか。

おそらく言い訳のように他の勢力からも多少は人間を加えながらも、実質的にはタリバンの完全に支配する政権が組織され、国家の統治が行われることになる。

道路、送電網、水道、光ファイバーの敷設など、長期の戦争で荒廃し発展の著しく遅れた国土の復興やインフラの整備には、中国が強力に食い込んで完全に掌握する。

ロシアも中国の食べ残し程度は拾えるがその程度だろう。アフガニスタンはこれから中国の裏庭になるだろう。

地政学的に言ってアメリカは信じられないほど完璧に負け、中国が信じられないほど完璧に勝ったと見ている。