検査が飽和してると思う。7月31日が4058人だったなら、デルタ株の伝播速度に都内を出歩く人間の多さを考えれば今日の数字が4166人みたいな少数で済むわけない。もう週平均の陽性率20％を超えて今日あたりはおそらく25％に近い無茶な状況なのだし*1、検査数2倍にしたら即8000人を検出できるような惨状が今の東京でしょ。
今日の4166人はまったく追いきれていない、意味のない数字。直近1万件/日という東京のカスみたいな検査数で補足できる領域を離れてもうこの化け物は都民の手の届かないところで暴れている。 下は都内内科開業医の方の、8月3日の文章。
当院でも連日のように10人近いPCR検査を実施しているが、4日前に検査した人が8人中4人陽性、3日前が9人中5人陽性、一昨日検査した人が7人中3人陽性、昨日検査した人は6人中6人と全例が陽性で、とてつもない陽性率となっている。今日の日曜日も半日ですでに6人の検査を実施しているが朝から検査依頼の電話が鳴りやまない。
そもそもメディアで発表さる専門家の陽性者数の予想も常に少ない方に外れていて、東京都の7日間平均の1日の陽性者数が3000の翌週は、4000、その翌週は5000、と直線的に増えると予想修正を繰り返すばかりだが、感染拡大に歯止めがかからなくなると指数関数的に陽性者が増えていくのは当たり前で、4000の次は8000、2万、5万と増えていく。にもかかわらず、検査キャパシティー不足のために発表される数字は感染者が増大しても1万前後で止まってしまうのだ。
1日1日が経つごとに累積する膨大な未検査の野良感染者はもちろん隔離も治療もされず、みんなせっせと通勤して食事して夜は楽しく居酒屋で飲んでと生活して毎日デルタ株の感染を広げているんだから、「今日は4000か、意外と少ない」とか馬鹿なことを言っている間にすぐ終わるぞ。
4000のわけない、もうPCRの数が足りなくて追いつかなくて検出できないんだから今日の感染者数が8000か15000かそれとも40000か全然わからないというOut of controlの状況になってるのが東京。
一つ言えるのは、もうロックダウン無しでは収拾つかない。ところがなぜか今東京では楽しくオリンピックをやっている笑
一体この国で何が起きているのか？ こんなにSurrealな状況があるのか。
