この他にもハンドボールのヴラドレーナ・ボブロフニコワが自身のＳＮＳに「リオと比較しても、すべてが控えめです。テレビも冷蔵庫も簡易キッチンもない」と記し、男子選手が４、５人でトイレ、風呂１つを利用していることなどを明かしていた。
このニュースを見て「なんだやっぱりロシアがきちんとテレビや冷蔵庫を発注していなかっただけなんだ」と組織委員会の説明に納得できる人は考え方がおかしい。なぜなら人間がしばらくの期間に渡って宿泊する部屋には、注文の有無に関わらずテレビと冷蔵庫くらいは必ず備わっていなければ生活に困るのが明らか。
例えばどこかのホテルに部屋を取って泊まるとき、テレビと冷蔵庫を使いたいなら別にお金を払うこと、なんて言われない。自分が生まれて今までに一度もそんな経験をしたことはなかった。
それなのに組織委員会はなぜそんな生活必需品をあくまでも有償のオプションにしたのか？ それが分からない。
リオデジャネイロ以下の選手村と言われてるじゃん。きっとそうでしょう。
選手村でも陽性者が出始めてるし、事態の趨勢によっては、今回の東京は冗談でなく「史上最悪のオリンピック」という輝かしい金メダルを目指せるかもしれない。数兆円の金をぶち込んだ上でパンデミックの最中に無理やり開催するこのオリンピックは日本へ一切の利益をもたらさない可能性がある。
……でまさにこれを書いている最中に、過去にホロコーストごっこをネタにしたことのある小林賢太郎が解任された。解任の時刻はおそらく11時ちょうどくらい。小山田圭吾の件もまったく同じだけど、たぶん組織委員会がもうまともに機能していなくて、開会閉会を含むイベントの構築や仕切りを丸ごと代理店（電通）に投げているから、彼・彼女らが集めてくる人間の過去を洗って政治的、倫理的なリスクを除いておくという作業も一切できてないのでしょうね。
ネタの細部を知らないんだけど「ユダヤ人虐殺ごっこ」の語句が出るという時点でまあ欧米ではかなりいかんね。日本人が原爆の話題にセンシティブなのと似てる、どちらも戦争における大量虐殺の話という意味でも。
どんどん人がいなくなるけど開会式できる？
