A Note

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Kim Jong-un, are you there

COVID-19はすべての医療者へ深刻な問いを投げかける。つまり、他人を救うために自分の命をかける価値はあるのか? 自分が逃げることは人間として許されないことなのか?
日本を含む世界中で、あらゆる医療スタッフが最低限の防護手段さえ欠乏した現場での勤務を強いられている。つまり感染するのは時間の問題でしかないのだ。できるのはその場合でも自分の症状がせめて軽く済んで、生き残れるように祈ることだけ。
まさに極限状態と言える。命がけの勤務に見合う金なんて絶対にもらってはいないのに、それでも医療者は逃げてはいけないのか?




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gendai.ismedia.jp

だが、「爆弾証言」が入ってきた。金正恩委員長は、手術を受けて「植物人間化した」というのだ。

ある中国の医療関係者は、私に次のような詳細な経緯を明かした。

金正恩委員長は、地方視察に出かけている最中、突然心臓に手を当てて倒れた。同行していた医師団は、慌てて心臓マッサージを施しながら、近くの救急病院に搬送した。

同時に、中国に、『すぐに医療団を北京から派遣してほしい』と緊急要請した。中国は、北京にある中国医学院阜外医院国家心血管病中心と人民解放軍301医院の医師らを中心に、器材なども含めて50人近い派遣団を組み、特別機で平壌へ向かった。

ところが、中国の医師団を待っていては助からないと見た北朝鮮の医師団は、緊急の心臓ステント手術を行うことにした。執刀に当たったのは、中国で長年研修を積んだ北朝鮮の心臓外科医だった。

心臓ステント手術は、それほど難易度の高い手術ではない。最も重要な血管にステントを入れる施術自体は、1分くらいの時間で済ませられる。

ところが、執刀した外科医は、ものすごく緊張して、手が震えてしまった。かつ、金正恩ほどの肥満体を執刀した経験がなかった。それで、ステントを入れるのに、8分ほどもかかってしまったのだ。

その間に、金正恩委員長は、植物人間と化してしまった。中国の医師団が到着して診察したが、もはや手の施しようがなかった」

にわかには信じがたい話だが、この中国の医療関係者の証言が事実だとするなら、独裁者の「政治的生命」の最期は、かくもあっけないものだったのだ。




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www.reuters.com

BEIJING/SEOUL (Reuters) - China has dispatched a team to North Korea including medical experts to advise on North Korean leader Kim Jong Un, according to three people familiar with the situation.


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Wild if true. 読んで「マジかよ」と言ってしまった。ここ数日で金正恩が死んだのか生きてるのか、生きてるとしたらどんな状態なのか、世界を憶測が飛び交ってる。そんな中で今まさにこの上1つ目近藤大介さんの日本語記事が英語圏を含み世界中で引用される騒ぎになっている。それはこの文章が、「中国の医療関係者」という具体的なソースを引きながら金正恩が「植物人間と化」したという決定的な情報を公に書いた世界で初めてのものだから。

記事2つ目はロイター。「中国政府は金正恩の健康状態についてアドバイスを与えるため、医師団を含むチームを北朝鮮へ派遣した」 アドバイス。ロイターはこの記事では、金正恩の健康状態について今確認できる事実がないと留保をつけている。しかし少なくとも中国が金正恩のために医師団を北朝鮮へ送った、これは間違いがないことだと思われる。当然ながら金正恩に今重大な医学上の問題が発生していると考えていい。それがどこまで深刻なものかは上の記事の他にも続報を待ちたいが、あの肥満体へさらに北朝鮮の指導者という狂った仕事をしているなら、もともといつ死んでもおかしくない人間が金正恩。本当にもはや意思疎通の不可能な状態で単に息をしているだけなのかもしれない。

金正恩が何らかの心臓疾患で倒れて植物状態にあるという上の情報がもし本当なら、それは彼の社会的また政治的な死を意味するため、必然的に後継の指導体制が注目される。上の記事中にも書かれていることだが、金正恩の実の妹である金与正(キム・ヨジョン)が体制を受け継ぐというのが一番有力な見方だろう。彼女を最高意思決定者に据えたある種の合議制が組まれるのではないかな。今思えばここ数年で彼女の姿を表舞台で目にする機会は増えていた。