A Note

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Age limits for new patients

www3.nhk.or.jp




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www.telegraaf.nl

ROME - The situation surrounding coronavirus has become so extreme in Italy that an Italian association of anesthesia, analgesia, resuscitation and intensive care proposes to set an age limit for people to be admitted to intensive care. Moreover, people who are more likely to survive must be given priority.


「イタリアで武漢コロナの治療体制はすでに限界にある。そのため救急医療に携わる医師たちの団体が、感染者の病院への受け入れに際しては年齢制限を設けること、また救命確率の高い者を優先して治療することを提案した」


これはDe Telegraafというオランダ最大の朝刊紙で発行部数は、2015年時点で43万部(Wiki調べ)

イタリアで感染拡大が止まらない。今朝の時点で感染者5883人、死者233人、状態Seriousが462人。リソースを使い尽くされた救急医療体制がもう既に限界に来ているため、トリアージつまり受け入れの年齢制限が始まる可能性がある、という記事。

これはたぶん麻酔科医あるいは救急医など職能ごとの団体がいくつか集まり共同で声明を出したということだと思うが、つまり感染者を診る現場は医師も看護師も機械も足りずもうどうにもならないという悲鳴と解釈できる。医療従事者が自ら患者の受け入れを制限してくれというのだから、もう限界にきているのだ。

これは論理的に考えれば当然の帰結であって単に仕方のないこと。医師も看護師も素晴らしい医療機器を備えた高度な病院もこの世界に無限にあればこういうことは起きないのだが、そうではないので今のような緊急時には治療を必要とする全員を救うことはできない。より助かる可能性の高い人へ限られた医療資源を割り当てなければならない。つまりできるだけ若い者、そして武漢コロナの治療成績を悪化させると分かっている持病を持たない者。

具体的には、例えば80歳以上の方は残念ですが受け入れられませんので、そのまま自宅で寝ていてくださいというスタイルになるだろう。感染者はこれからさらに激増するだろうし、その年齢の基準も徐々に下がってくると考えるのが合理的。「今日から75歳以上の方は病院では受け入れられません」「今日から70歳以上の方は…」

「寝ていてどうなるんですか」とその人や家族は聞くかもしれない。「たぶん死ぬでしょう」というのが答え。これは困った、と思うか、もう十分生きたし満足、と思うかはその感染者の人次第。人間生きたら次は死ぬのでそれは仕方がない。寿命が来たと考えればいい。

今からずっと昔、近代医学の夜明け前は疫病が流行ってそれにかかればあとは家で寝ながら死を待つだけだった。その国の医療システムが圧倒されて治療手段を使い尽くせば、今でもそれはまったく変わらない。

イタリア国内で確認された最初の感染者は、武漢から旅行に来た中国人のカップルだった。それが1月31日のこと。彼らは23日にミラノの空港に降り立ち、それからイタリアの各地を巡った。29日になり二人は咳をし始めた。やがて病院で二人の陽性が確認された。

それからまだ1ヶ月と少ししか経たない段階で、すでにイタリアの医療システムは限界にある。新たな感染者の受け入れ余力を失った。はっきり言うがあと1ヶ月、さらに2ヶ月経てば現状が穏やかな昼寝に思えるほどのめちゃくちゃな状況になっている。

そして覚えておかなければならない重要なことは、イタリアは世界の未来だ。もちろん日本の未来でもある。武漢が地獄になったのを誰も見ていなかったのか? なぜ自分の国だけは武漢にならないと思ったのか? その考えはあまりに傲慢すぎる。そんなはずはない。