A Note

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すでに病床が足りない北海道、ここは日本の未来

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札幌市で開かれた会見には北海道医師会の長瀬清会長や日本医師会中川俊男副会長などが出席しました。
この中で道内では新型コロナウイルスに感染した人が急速に増えていて、かつてない深刻な状況にあると説明しました。
そして、このまま患者が増えると医療機関が受け入れられなくなるおそれがあるとして、現在入院できるベッドとして用意している合わせて93床に加えて、結核患者のためのおよそ200床のベッドの一部を活用して受け入れられる入院患者数を増やす検討を早急に行っていることを明らかにしました。
また、ほかの患者と入り口や診察室、入院する病棟を分けることができる規模の大きな病院を中心に感染者の受け入れができないか調整しているとしています。



おれが、今までにここへ3回くらい書いたかな、「武漢コロナウイルスについて一番恐ろしいのは感染者の20%が入院治療を必要とすること」 医療資源が圧倒されて食い尽くされるそれがこのウイルスの真の恐ろしさなんだけど、まさにその危機についてさっき北海道医師会から公式に発表された。

「道内では新型コロナウイルスに感染した人が急速に増えていて、かつてない深刻な状況」 北海道医師会会長の言葉は、誇張や大げさな物言いではなくて心からの言葉。何が深刻なのかというと繰り返すが、感染者を受け入れるための病床がまったく足りない。

だから本当に病床を増やさなければならない。中国共産党武漢で、10日でプレハブの病院を建てた。あれを見て日本人は他人事のように「さすが独裁国家は違うな」と腕を組みながら感心していた。ところが今はもはや日本がそれをやらなければ、重症化し人工呼吸器あるいはさらにECMOを必要とするような患者たちは次々と死んでいくだろうという状況へ追い込まれた。困ってしまった。日本でやるとしたらねー、とりあえずは病院の中庭に自衛隊が展開して大きなテントを建てて野戦病院を作るね。あとは小中高校の体育館を接収してベッドを並べ即席の入院施設を作る。中国でそれをしている光景を見た人がいるかもしれない。日本でもこれからそうなる。

まだ感染拡大の最初の最初期、何も始まってさえいない段階ですでにこの、ぎりぎり、綱渡りで持ちこたえている状況。今日からあと1ヶ月経った4月1日にこの国がどうなっているか、あと2ヶ月経った5月1日にこの国がどうなっているか、少し考えてみてほしい。これからの日本でどれほどの欠乏と悲惨が予想されるか、ごく普通の思考力を持った人なら理解できる。

北海道は日本の未来なので、誰が住む土地でもこうなる。

外国人観光客ゼロ、中国経済の完全停止によるサプライチェーン断絶、ウイルス恐怖による国内消費のいまだかつてない冷え込み、間違いなくこれから数ヶ月は大変な勢いで企業の倒産が増える。感染者も増えたい放題に増える。今年はほぼすべての日本人にとって、あとで振り返って思い出したくもないほど大変な、辛い1年になるだろう(もしもこのウイルス危機を生き残れればね)

この下らない予想が外れることを心から願う。