A Note

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経緯を考えるとそれはなんの無理もなく理解できることだがもはや日本人から全然期待されていないサッカーの日本代表。3戦全敗さえしなければともかくそれでいいという雰囲気すら漂う、そんなポンコツチームで日本も出場するロシアワールドカップを控えた6月、まずE3の開催が巡ってきた。E3はSONYMicrosoftや世界の金持ちDeveloperたちが新製品や用意してるゲームの発表を行う祭りのようなカンファレンスだ。

おれPS4XBOXも持ってないしゲームさえ普段ほぼ全くしないんだけど、ただテクノロジーや業界の未来に興味があるから産業における主要なニュースはフォローしてるんだよね。今年楽しみにしていることは2つ。1つはハードウェア、PSVRの後継機PSVR2について何らかの発表があるのか、もう1つはソフトウェア、小島さんが作っているDeath Strandingの4本目のTrailerがまず出るだろうが、Game Play映像が出てくるのか(おそらく出る)、そして発売日のアナウンスまでがあるのか。PSVR2とDeath Strandingだ。

欧米から出てくるAAAタイトルって確かにすごいんだけど根源的な限界もあって、そこはどうしても連中が戦闘民族だからなのか、結局はいかに華麗に、画的に派手に、限りなく滑らかに破壊しまた殺戮するか、という征服行為の洗練へ向かうしかない。それには食傷するし残念な部分だ。

そこへ来て小島さんは現代の世界できちんと作家性を持って自分の名前を全面に出して(例えばUBIであるいはEAでディレクターをしているなんとかです、ではなく明確に独立した作家として)活動する世界のゲームディレクターの中でまず5本の指に入る人間だが、Death Strandingで「殺す」「壊す」だけではないゲームのメカニクスを提案しようとしているところが面白いしそれを高く評価する。

ワールドカップ本戦前の最後の実戦である日本対パラグアイよりも今はDeath StrandingについてE3で何の発表があるのかそれを気にしてしまうね、そのくらい今の日本代表には魅力がなくて小島さんの新しいゲームには魅力がある。