A Note

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北朝鮮でミサイル発射の兆候 政府が破壊措置命令 | NHKニュース



僕が気になるのは、北朝鮮の現在の独裁体制がいつまで存続するかな? もし仮に軍部のクーデターかあるいは民衆の一斉蜂起、もしくはその他の予期せぬ重大な変化が政権の中枢部を危機にさらして金正恩の首が現実に危うくなった場合、最後の屁をこくように、既に実用段階にあるかもしれない核弾頭を搭載した、アメリカのワシントンや韓国のソウル、日本の東京を照準に収めた弾道ミサイルの発射ボタンを押すかな? これはこの世界が直面している、笑い飛ばすことのできない現実的な脅威だろう。そう書く今、しかし上に報道されているミサイル発射に関して僕はこれを本当に差し迫った脅威とは考えていない。なぜならこれはブラフ、数えきれないほど繰り返されてきたいつもの脅しでありせいぜいが発射実験にすぎないと考えているからだ。

しかし言うまでもないことだが発射実験というのは技術を完成させるために行うものであって、北朝鮮のミサイル技術者たちが将軍様の指導のもとで懸命に努力する限り、いつか未来のある時点で、有限の時間内に素晴らしい核弾頭が素晴らしいロケットに搭載されて発射準備完了になる日が来る。これはそうなるかどうか、なんとも言えないとか、出来ないかもしれないという水準の話ではないだろう。そうではなくて、北朝鮮が核弾頭の完璧なデリバリー技術を完成させるのは間違いなく時間の問題なのだ(A-bombお届け) そうなる前に、あるいはそうなったときに世界はどう対応することができるのか? オバマ大統領が広島で行った演説は素晴らしかったと思うし、彼は大きな仕事をしたと思う。それはそれとしてだ、あの演説に金正恩がいたく心を動かされて核開発を断念するという事態はやはり考えにくいのだ。北の核をなんとかしなければならないとオバマメルケルも安倍も誰も分かっている。しかしなんとかする方法が誰にも分からない。


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Why Google and Boston Dynamics are parting ways - Tech Insider


トヨタ、米ロボット買収交渉=グーグル子会社−ニュースサイト報道:時事ドットコム

今朝のニュースを見ると、どうもToyotaが、GoogleからBoston Dynamicsを買うだろうということになっているね。この会社にはAmazonも興味を持っていたが、Toyotaの提示した条件がそれを上回ったのだろうと書くところもある。その経緯についてはいくつかの記事を漁った限り上の一つめ、Tech Insiderのリポートが一番良くまとまっている。しかしDARPAからGill Prattを連れて来てAIの研究をするためシリコンバレーに設立したToyota Research Instituteを始め、Uberとの戦略的提携、ここ最近のToyotaによるAI、Robotics分野への積極的な投資はよく目立っているねー。そう遠くない将来に自動車の未来が激変することを見越しての危機感に支えられた動きだと言えるだろう。つまり車屋が車だけ作っていればいい時代はすでに終わったということだ。今後の5年間で過去の50年間を超える遥かに大きな変化が自動車業界に起きるだろうとコメントしている英語圏の専門家がいた。

上の一個目から引用。

To understand the tensions between Google and Boston Dynamics, it's important to see how the visions of each company differed.Marc Raibert founded Boston Dynamics in 1992. It was born out of MIT's Leg Lab, a lab that builds and studies legged robots that Raibert founded in 1986.

GoogleとBoston Dynamicsとのあいだに生まれていた緊張関係においては、両社が最初から異なるビジョンを持っていたことが大きい。1992年にMarc RaibertがBoston Dynamicsを立ち上げた。その会社は同じくRaibertが1986年に、脚を持つロボットを研究するため創設したMITのLeg Labから、発展的に誕生したものだった)

そして同じくその記事中にあるが、RaibertがBoston Dynamicsをスピンアウトして大学を去ったあとでMITのLeg Labの運営を引き継いだのが、上でも言及したが今現在Toyota Research Insitituteのトップを務めるGill Prattなのだ。というわけでこうしてToyotaがBoston Dynamicsを買うことで、MIT時代の同僚、同じ研究室の仲間であったRaibertとGillが今度はToyotaのAI、Robotics分野における研究において再び、協業することになりそうだ。Boston Dynamicsの元従業員は記事の最後でこの買収について"Friendly Buyout"と呼んでいる。