A Note

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このgooのblogは身長70cmくらいの「くまのプーさん」のぬいぐるみををご夫婦で連れてあちこちの温泉旅館に泊まり歩くというものであるらしいです。奥さんが書いているのでしょうか。夫婦の情愛というのは力強い。夫婦というのはもともと血の繋がりのない他人同士であるんだけど、長く一緒にいる間に絆が生まれるようです。それは相手がブサイクだとか頭が悪いだとかそういう細部や具体的な特徴には関係がなくて、一定期間生活を共にする間に動物同士の根本的な近しさを感じるようになるということなのだ。「ワフって 何の略なのおおう ぷー」 ワフ、という略号の側面に白い文字で記された列車を見て上のblogでプーさんが言うセリフを引いたけど、疑問形を作るときいつも「この湯葉おいしそおおう」というかたちで「おおう」という感嘆の仕方なのです。僕はこれもいい夫婦の形なのではないかと思った。相手の女が少々でかいプーさんのぬいぐるみを抱いてあちこちの観光地へ歩くことが趣味だろうと自分が彼女を愛していればそんなことは関係ないし恥ずかしくも感じないだろう。偶然生まれ落ちたこの世界で誰かにそのくらいの親密さやかけがえなさをひとときでも感じられないのなら生きていても仕方がないと思うからだ。あと僕は変な女性はけっこう好きだし、くまのプーさんは比較的好きなキャラクターの一つだよおおう。

ただね僕に今30億円の資産があって温泉に泊まり歩くことが少なくとも経済的には死ぬまでできる身分だとするよね。それは幸福な生き方のかな? 考えてみるとその自問にそれほど明確に答えられると思えない。3年もそんなことを続けていれば飽きてうんざりするはずだよ。人は何のために生きるかという根源的な問いに自分で答えを出す必要があると思う。