A Note

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今成り行きで女性と住んでいるんだけど少し面白いことがある。これは二人のsexy timeにときどきなんとも形容しがたい変な体位が登場する、とかそういうことではない。つまり彼女は、僕が実際に彼女に抱いている好意の水準よりも、もっと大きな好意を僕が彼女に抱いていると考えているふしがある。換言すれば僕が彼女に参っているとかcrazy for herだとかおそらく考えているということだけど、事実としてそういうことはない。もちろんその人のことは好きだし大切に思っているが、別に死ぬほど好きだとか入れあげているということはない。僕はもともと容易に頭がのぼせたりする人間ではないし、恋愛においてもそれは変わらないみたいだ。我を忘れて没入するということがない。「あなたを殺して僕も死ぬ」などというセリフが言える類の人からかなり遠いと僕は自分自身を見なしている。

彼女のその自負心の理由として考えられるのは、単に自分自身の魅力を過大評価しているか、あるいは僕が事あるごとに彼女を褒めすぎたか、というところだ。女性と交際するときのスタイルは男によって千差万別だろうけど、僕は基本的に女性に仕えるという態度を取る。基本的に相手をよく褒めるし、話は真面目に聞いて逸らさず回答を与えるし、行動は一切束縛せず、自分のキャパシティの許す限りは鷹揚に振る舞う。女性に対してこの種の態度が取れる男は一般的に言ってもてるようだ。もちろん他の要素、つまり外見、知性、ユーモア、収入などにも大きく左右されるのは言うまでもない。

他に考えつくものとして、彼女の今まで付き合ってきた男の話を少し聞く限りでは、女性に対して男が無条件に優越すると考え、自分を棚に上げて女性の欠点や失敗を批判するようなassholeとの交際が多かったように思える。僕にとってはそういう男はただのクズだし、ろくな男と付き合ってないなとも感じてしまう。これはもちろん女性の過去の男へのライバル心とかそういう尻の穴の小さい話は一切抜きにしてだ。だって相手の過去なんてどうでもいいんじゃないか? 自分は自分だし、他人と比較して悔しがったり嫉妬したりする理由は少しもない。僕は自分が嫉妬という人間の最も醜い感情からかなり自由だと思っている。これは自分の長所として主張できそうなことだ。

まー、人と人が深く付き合うと色々な事を考えるし勉強になりますね。