A Note

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PHARRELL WILLIAMS "Happy"


この曲すごいよね。これを聞く人を即座に上空の気流に乗せてしまうような素晴らしい軽やかさは天才的な仕事だと思う。重々しさ、堅さ、真面目さだけが主要な、正統的な価値だとされがちだが僕はそれにはまったく反対で、軽さ、柔らかさ、不真面目さのほうがより重要だしこの世界により不足している要素であると思う。

いつも同じことを言ってるけど辺りに真面目さはすでに飽和しているので、笑いや機知の欠乏をこそより気にするべきでしょう。特に根源的にそれが欠けている日本人ならなおさらのこと。

数学と建築とSEXが同時にあるというのが音楽のいいところであって、そしてそれはどれだけ博識な哲学者がどれだけ上手に書いた幸福論にも欠けているものでしょう。ClassicからPopsまであらゆる曲には構造があるわけだけど、音楽においてはさらに文章と違って音が鳴るため、理性的な受容の回路をバイパスして、体の奥の快楽の座をダイレクトにHitすることが可能なんでしょう。

Happinessというmental stateはやはりそれがベッドの中であろうとダンスフロアであろうと歌や踊りのほうに近くて自然と体を揺り動かす内発的な何かだ。

ところで今日と明日、仕事が休みだ。明日の朝に目が覚めてそして仕事に行かなくていいという状況が、ベッドの中でまどろむ僕に感じさせるだろう感情も、名指すとすればHappy以外の何かではないだろう。