A Note

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これが父親に母親、娘が二人のエクレストン一家らしいけど、バーニー・エクレストンってけっこう小さい人だったんだなあと思ってちょっと興味を惹かれた。これはなんだかあまり見たことのない写真だと思わされた。

僕が今まで彼について知っていたことといえば、F1の世界における皇帝であること、あとは、札束を暖炉にくべて燃料としても決して尽きないほどの財産を誇るということくらいだった。こんな家族があるのは知らなかった。

奥さんがモデルだったらしいけど背が高いんだ。そして娘二人もお父さんより背が高く、またどちらも美人に生まれている様子なのは良かった。姉妹や兄弟でもだいたいどちらかが不細工だったりするものだけど、ここではその種の嫌味な運命の遊びが行われなかったみたいだ。

しかしそうはいっても、既に充分に面白い偶然がここには展開されている。この父親からこの娘たちが生まれてくるとはなかなか想像しにくい。おおバーニーの娘はバニーのよう(What?)

何らかの場面で人が努力するとき、その動機の中でもかなり大きなものとして劣等感を挙げることができるはずだが、彼も肉体の物理的な小ささ、背の低さをバネにして社会的に並ぶ者のない大物になったと考えることもできる。もちろんそれは僕の勝手な想像に過ぎないが、しかし自分が人よりも劣っているという負の意識も使いようで無駄にはならないというのは確かなことだろう。肉体的な優越にプライドの源泉を求められないとすれば社会的な成功でその劣位を逆転したいと思うのも人間だ。

酒や自己憐憫に溺れるのは僕にはいつものことだが、一生それではただのクズになってしまうのだから、やはりそれではいけないのだという痛切な認識は必要だ。またバーニー・エクレストンとただのアル中のバカオヤジとを分けた壁がその辺りにあるに違いないというのも確かだろう。

この美しい家族に乾杯(特に娘二人に)