A Note

^_^

言ってみれば急性ノイローゼのような最低の状況から徐々に脱しつつはあります…。もちろん人間の残酷さに対する根本的な認識を変えたわけではありませんし、世界がどうしようもない場所だという以前からの捉え方もそのままです。

それでもこの腐りかけた世界で何とか楽しく生きていく必要があると考えています。僕はユーモアがその助けになると思います。冗談や機知を余計なものと考える思考は誤りです。なぜならそれは誰もが身につけるべき生存の技法だからです。

最近良かったことが一つありました。じつはこれまで174cmしかないと思い込んでいた自分の身長が、実は175cmを少し超えていたことがわかったのです。そしてそれがわかったとき、正直に言ってある種の喜びを感じました。

男にとって175cmという数値はたしかに一つの基準値となっているからです。しかし同時に、そのような自分を冷ややかに眺める、自らのうちの醒めた意識を感じてもいました。つまり「男の自尊心ほど下らないものはない」と考えていたわけです。

クッツェーの「恥辱」を読んでいます。まだほんのさわりですが、これまでのところよく書けていると思います。最後まで読むつもりです。

ではまた!