A Note

^_^

僕はいつもいかにも自信ありげな風を装ってはいますが、その内実は多種多様な劣等感で埋め尽くされ、いつも不安で仕方がないような人間です。それでも、いかにも不安で落ち着かない様子の人間は外から見て全然魅力的に映らないということを知っていますから、なんとか内面の不安や弱さを押さえつけて、対外的には可能な限りよく見せようと自分を作ります。誰の生活であっても多少は演技的にならざるを得ません。

特に女性たちは男が常に自信ありげな態度を保つことを好みます。いつもそわそわして余裕がなく決断力にも欠ける男は、頼りがいがない、一緒にいても落ち着けない、包容力がない、などと厳しく批判され、さっさと愛想を尽かされるようです。この前偶然目にした朝のワイドショーで「女性化する男性たち」というようなテーマを扱っていましたが、そこで「デートのときどこ行く?って聞かれるのがうざい」というある女性の回答が紹介されていました。どこでもいいから連れてって、という感じなのかもしれません。

なんだかんだ言って女性は男が男らしいことを求めているようです。僕も男らしい男になるため、手始めに今朝、男らしく寝坊してみました。それとも僕は男らしさの意味を誤解しているのでしょうか。いずれにせよ、男らしさを理解するのは簡単ではなさそうです。