A Note

^_^


面白かった。書いた人ありがとう。下の方に表がある。各国の企業文化を数値化して分析した研究。日本に注目だ。"不確実性回避行動度" と "男性度" が日本ではすごく高い。

まず "不確実性回避行動" というのはその名のとおり人生の不確実性をどれだけ恐怖しているかの度合いだ。日本は92だ。上から数えたほうが早い数字だ。もちろん言うまでもないことだが、日本人が一番恐怖しているのが人生の不確実性だ。新奇なものや本当に新しいアイディアをどれだけ恐れているかの度合いだ。日本人は極度にそれらの冒険を恐れる国民であるとみんな知っている。

この国では本当にラディカルな意見や突出した能力を持つ個人は必ず田吾作連中のあいだで形成される暗黙の謀議によって組織から排除される。本当はそういう連中をこそ大切にしなければならないのに逆に放逐してどうするんだ? だからこんなクソみたいな国にいたくねえと言ってこの国でもっとも優秀な人間から海外に出て行くじゃないか。最も優秀な人間が出て行った後はどうなる。論理的に言ってばかしか残らないぞ。それでどうやってやっていくつもりなんだ? まったく理解ができない。

次に企業における "男性度" だ。日本は95で超高い。これはもう日本人が馬鹿げたマッチョだということでいいと思う。たとえば国会議員なんて見てくれ。ジジイばかりじゃないか。なんであんなにジジイばかりなんだ? 異様な光景だ。人口比率から言っても知的な能力から言っても、本当ならあれは半分が女性でなければならない。なんであんなジジイばかりなんだ? 本当に狂った国だ。今この国が必要としているのは女性の知恵だ。しかしなぜか慎太郎みたいなやつを都知事に選出してしまうこの国の未来には暗雲が立ち込めている。

とにかく個人主義が根付いてないのが本当に終わってる。ただこういう怒りを率直に表明するだけでは芸がないので、これをユーモアに変換して、風刺的な寓話や掌編を書くみたいなことをそのうちやりたいと思ってる。今すごく寓話というフォーマットに惹かれている。

          • -



バイノーラル録音ってテクノロジー的にはすごく古いんだろうか。でもこれは面白い。一聴して思ったのが、絶対にこれでポルノを作るべきだということ。そしたらコメント欄にまったく同じこと言ってる人がいてサムアップ250くらい付いてたのでやっぱりみんなそう思うんだなと分かった。なんかSM的なのがいいだろうか。あるいは "好き好きお兄ちゃん!" 的な萌え系のやつか。女性向けに男が声を吹き込んでるやつを作ってもいい。そういうものの脚本を書くのも面白い仕事だと思う。商売になるかな? バイノーラル聞くだけポルノは商売になるかもしれない。可能性を感じる。すごく耳元でしゃべっているように聞こえる。

          • -


こんなん毎日書いてても意味ないからなんかどうしても書きたいならテーマ決めて8000字書くとかでやろう。構造とか展開とか完全に制御して文章を彫刻を彫るように精密に、厳密に、正確に、論理的に書く、というふうにやろう。その訓練をしないと思考力が成長しない。つまりこのまま、頭悪いままで行ってしまう。それはすごいリスクだ。何か意味ありげなことを書いて満足している。お前はただの自己満野郎だ。

なぜなら頭悪いやつはやがて仕事がなくなる。これは何も自分が頭いいと言いたいわけじゃない、ということをルサンチマンなどとうの昔に乗り越えている優秀な諸兄にはわかるからわざわざ言わない。そういうことじゃなくてこの世界でsurviveしていくためには何よりもまず圧倒的な実力が必要だということがいいたいだけであります。実力とは何か? 思考力だ。明晰な論理だ。物事の本質を見抜く眼力だ。決して物怖じしない度胸だ。胆力であります。

よしid:nipponianippon。頑張れカス野郎! 誰にも負けないくらい勉強しろ。仏語の習得に5年もかけるな。のんびりしてるな。5ヶ月でやれ。いや5週間でやれ。ムリかな? まあがんばれ。がんばって! なんかかつてないほど勉強したくなってきた。勉強と日常を分けないで日常が勉強にした方がいいかもしれない。つまり寝る前の読書に漫画読むんじゃなくて、ゴロンと寝転がりながらウダウダと社会システム理論の教科書読むとかってやればいい。あークソ難しいぜ、勉強辛いぜーと思いながら読むより、うわこんなの考えられるなんてただ者じゃないぜ、切れ味が半端ないし、論理が構造が綺麗過ぎる!っていうlogicとかstructureの美に対して興奮できる一段上の変態になったらいい。

というわけで、その種の高度な変態へと変態を遂げること。あとなんかこの人は気質的にかなり躁鬱が入ってる気がする。双極性障害まで全然いかないけど少し振れ幅がある。なんか前にめっちゃ躁状態のとき、お前ニコニコしすぎと思いながら街を歩いてた。しかし人生の強度を求めるなら、これもまた嬉しい固有の特質でありますね。

          • -



これが何の写真か知らない人は "天安門事件" でGoogleしてくれ。この人が今生きてるのか死んでるのか分からない。自分の知る限りでは、不思議なことに、この人 ---- おそらく男 ---- の正体はいまだに明らかになっていない。つまり自分がこの男だと誰も名乗り出ていないということだ。

もし自分が天安門事件のときにまさにこの人と一緒に行動していて、路傍から、何百メートルか先から車列を成してこちらへ向かってくるどでかいたくさんの戦車を眺めていたとする。さて、今おれらに何ができるのか? 手元にRPGがあったら構えて撃つのかもしれない。でもそんなものはなかった。

戦車と人間では勝ち目がない。こんなことをして、もし戦車が止まらなかったらどうする? ひき潰されて死ぬだけだ。犬死にだ。それでもこいつは今、おれはここで命を賭けても惜しくないと考えた。だから行ったわけだ。何が戦車を止めたのか? 意志の力だ。自分よりも大きなもののために命を賭けられる人間は最強だ。そういうやつには絶対に勝てない。しかもそういうやつに限ってものすごく切れる。そんなやつに勝てるか?

もしまさにこのとき、自分がこいつと一緒に行動していたらと考えてみる。そしてそのときこいつは行って、自分は怖気付いて行けなかったという事実があるとする。一生この屈辱を忘れまいとするだろう。自分がこれだけ臆病な人間であるということを絶対に忘れまいと思うだろう。たとえその後どんなに金を儲けようと、社会的に成功しようと、おれはあのときあいつのようには戦車の前に立てなかった人間だという敗北感と劣等感が心へ深く刻みつけられる。それは一生癒えないだろう。

目標は金いらん、地位も名声もいらんと断言できるようになることだ。そして悪意に対して愛で復讐することができるようになることだ。これはかなり高い目標であるといえる。けっこうむずかしい。生きてるうちに自分以外の人間の幸福の総量をどれだけ増やせるかでその人の価値をはかる。日本にはいい言葉がある。 "世のため人のため" とかいう。この世界には自分の命を削ってそれをやってる人がいる。そしてそういう人は絶対に世のため人のためとか言わないで黙ってやる。僕はそういう人たちのことしか尊敬できないしするつもりもない。

今こうやってアツく書いてる。けど初心忘るべからずというのは難しい。というのは組織に入った途端にそこの腐った水を飲むことになる。やがて自分の志が腐っていく。例えばジャーナリズムがあると思って新聞社に入っていくやつ。残念ながらそこにジャーナリズムはない。理想とかけ離れた終わってる世界に絶望してそこでゆっくりと腐っていく。積極的に自分の身を引き剥がしていかなければ腐っていくに決まっている。そういう構造になっている。ただそういう人たちを一概に非難できない面もある。

食っていくためには仕方がないところがあるからだ。恋人がいてセックスでもしたら子供ができたら食わせなきゃならないし… だからきちんと避妊しろよ! いろんなところに種をばらまくな! 遺伝子プールにたいして慎み深くあれよ!

そういえば、なんかDNA検査で嫁が他の男と作ってきた子供をずっと育てさせられていたということが分かった男が増えているとかいう記事を英語圏のWebで読んだよ。悪い女だと思った… なんかおれに顔が似てねえなあ?と思いながらも妻が他の男との間に作った子供を育てていたのだ。健気すぎる… そんなことになったらもう人間不信でカウンセリング必須だよ。女性の方々には、そのようなあくどいことはやめていただくようお願いする。繊細な男心を弄ぶような行為は慎んでいただくようお願い申し上げる。

話がずれた。信念を貫いて生きることは難しい。行くも地獄、引くも地獄だ。それでも引くか行くかなら行くしかない。人生楽じゃない。でも楽じゃないから楽しい。きっと人生が楽だったら楽しくないだろう。あー ずっと断酒してるからウイスキーが飲みたくなってきたなー。でも酒飲み始めたらぜったい腹に肉がつくしさ… 体脂肪率一桁いくまで我慢しよう。一桁いったら酒飲んでもいいことにしよう。OKそうしよう。

とりとめなさすぎる。散漫すぎる。もっと本当はウィトゲンシュタインみたいに狂ったくらい研ぎ澄ました明晰な論理で書きたいのに。ウィトゲンシュタインは人間ではなかった。外科用メスだった。

僕の思い描く理想の人間の姿はこうです。つまり獅子のように猛く、子羊のように優しく、しかもメスのように論理的であり、そしてあらゆる慣習から、倫理から、道徳から自由な、革命家であり、詩人です。もちろんこれは必ずしも暴力革命を意味しない。癌のように浸潤する、痛みのない革命。

死ぬほど切れるロジックが欲しい。外科用メスになりたい。