A Note

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これは純粋にwith loveということでここに置きたい。もう衒いとかは必要ないだろう。その前向きなあきらめに、人生への態度が収束してきたのを感じる。つまりそれがstyleのことだと思う。僕はstyleは選び取れると前には思っていた。しかし本当にそうだろうか。文体でもいいし作曲でもいいし人生でもいい。自分のstyle。僕は自分で選び取れるようなものはそれはstyleではないような気がする。むしろどうしようもなく内側から要請されるものではないか。styleの意味をCollins COBUILD Advanced Learner'sから。

style /st'aɪl/

1. The style of something is the general way in which it is done or presented, which often shows the attitudes of the people involved.

2. If people or places have style, they are smart and elegant.

僕は最初から2の意味を目指すのは間違っていると思う。誰かのどうしようもないgeneral wayが結果的にsmartだとかelegantだとか言われるのであって、最初から2の意味を目指そうとすると、これは単なるpretentiousと変わらない。

pre|ten|tious /prɪt'enʃəs/

If you say that someone or something is pretentious, you mean that they try to seem important or significant, but you do not think that they are.

僕にはもともとかなりpretentiousなところがあって、それは自分で自分についてすごく嫌いなところだった。ただ、ここ何年かでそれを徐々にそぎ落とせてきたとは思っている。その作業をしてきたような気がしている。そしてそれは自分のためによかったと思う。pretentiousでも才能があればその人を許せるかもしれないけど僕はそれで勝負できるほどの才能を与えられた人間じゃない。自分が人間のまがい物からようやく人間へと生成しつつあるような気がしている。

ところでこの花が凍り付いているところの、png jpgという画像の、圧縮の形式。採用しているアルゴリズムはどんなだろう。wikipediaでチラ見しただけだけど、チャイティンの複雑性の話とか死ぬほど面白そうだった。アルゴリズムアルゴリズム。考えたいことが多すぎて1日24時間で足りない。やっぱりこの世界というのは面白くできていると思う。本当にクソだと思うこともたくさんあるけど、結局はどうしても愛しいものとして世界がある。そしてその愛しさを力としてクソと戦うことが人間に課せられた本質的な仕事だ。それは命を賭けるに値する仕事だ。

この花はビット化されており、永遠に腐ることがない。色褪せることもない。だから今後は全ての写真が色あせないということによって、思い出の質自体が変容しつつある。これからの世界では、もはや思い出がセピア色をしていない。ゆくゆくはテクノロジーの助けを借りて、きっと現在と過去を同時に生きることができるようになる。花が腐らずに咲き続け、人が死なずに生き続ける世界。そういうことは考えただけで興奮する。技術について本当に考えたい。