A Note

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まだ見てないんだけど、なんか面白そうなの見つけた。やっぱAl Jazeeraは面白いね。Al Jazeeraと比べたら日本の新聞とか民放各局とか、マジでゴミでさえないわ。ゴミの名でさえ過大な評価だろうね。記者クラブみたいな紛れもない恥辱を存置した上で "ジャーナリスト宣言" とか言ってる新聞社もあるみたいだけど、まあどう控えめに言っても爆笑もんだよね。まあ本当に、勘弁して下さいね。お願いします。

日本の腐れたメディアのことは置いて上の番組のことだけど、エジプトがあんな風になってからなんとなく、ジジェクがエジプトについて何言ってるのかなと思ってたんだけどここで言ってそうだ。ジジェクって超売れっ子だから日本でもみんな名前を知ってるけど、もう一人出演しているらしい、Tariq Ramadanという人のことを僕は知らなかったんでWikipediaに聞いてみた。日本語のページもないんだけど、知識人としての世界的な評価は非常に高いようで、2009年Foreign PolicyのオンラインのPollで world’s top 100 contemporary intellectuals の49位にランクされているとのこと。

血縁関係だけど、この人のお母さんはムスリム同胞団の創設者の長女であり、父親はその著名な活動家であるということらしくて、つまり一般人とは隔絶した、すごい生まれを持っている。父親はその活動をナセルに睨まれて国外へ追放され、スイスへ落ち着いた。そこで彼、Tariq Ramadanが生まれた。学問的な背景としては、修士課程で哲学とフランス文学をやり、博士課程でArabic and Islamic studies、それでジェノバ大学からPhDを取っている。面白いのがこの人はもう一個博論を書いてるらしくて、そのタイトルが "Nietzsche as a Historian of Philosophy." イスラム的な伝統を背負いながらニーチェの研究者でもある。

つまりムスリム的な伝統と西欧的な知識の狭間で自分の位置を測りながら、その相克の内に、知的な自己形成を行ってきた人である、ということが想像できる。そしてそんな人なら寛容の原理を語ることができそうだと思うし、確かに期待したくなるのも分かるな。ま、番組を見てみようかな、この25分34秒の…