A Note

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wikipediaのsociologyの項目右側にこの学問を象徴するイメージとして貼られているのがこの画像なんだけど、多数のノードが互いに結線されて有機的に繋がっている様。各要素とその間に生じる関係性を最も抽象化して表すと、点と線で描くことができる。どこかで見た画像だ。これはモロにグラフ理論のグラフだ。てことはもちろん社会学も数理的なモデル作って云々ってやるんだろうなと思うし(数理社会学?)、もしそうだったら、数理的なモデル作っておきながらコンピューターを使わないということはあり得ないので、computational sociologyみたいのは間違いなく誰かがやっている。

そう考えると、もしも将来的に量子コンピューターあるいはまた別の革命的な計算方法が実用化されて、今現存してるスパコンとは比べものにならないくらい爆発的に増加した計算力のリソースを人間が手にした場合、マトリックス的な世界シミュレーターの雛形は社会学で括られる領域の傘下で誕生することになるんだろうか。社会学というのは大まかにいえば、この世界において人間たちが互いに結びつくことで作り上げる、ありとあらゆる構造を理解するための学問だろうからだ。シミュレートすることでその本質に迫りたいと考えることは必然であるように思われる。