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石狩地方(札幌)の天気 - Yahoo!天気情報


今朝も目が覚め、両手を握りしめ空へ向けて突き上げながら、まるで桃太郎のように元気に寝床から、垂直に飛び起きたid:nipponianippon。この街は雲一つなく晴れ渡り、一見気持ちの良い日がやってきた様子。しかし晴れているだけでは少し足りないのだ。上に示された、今日5/29の最高気温と最低気温にご注目。最高気温17度最低気温5度となっている。僕が言いたいのはそのこと。つまり、もう6月になり初夏を迎えようという時期にこの気温はどうも寒すぎるのではないかということを言いたい感じが強まりまくりんぐ。最高気温17度はまだいい。そんな日もあるじゃろうて。しかし最低気温5度とはいったいなんのことでごじゃましゅ。ついつい語尾がめちゃくちゃになってしまましゅ。

僕が寒いところで十分な力を発揮できない男として設計されていることは明白な事実だ。寒冷地仕様ではない。それなのに生まれてからずっと北海道に住んでいることはまるで、この矛はいかなる盾をも突き通しこの盾はいかなる矛をも突き通さぬという中国商人のでたらめな売り文句のごとき、看過しがたいcontradictionです。最低気温5度でどこへどうやってピクニックに行けというでござるか。僕がこんなところでくすぶっているのは自分の能力不足を棚に上げて環境との不一致が問題なのではないかという結論を導くことも不可能ではない。精神の健康のために年中全裸で暮らせる気候が必要とされている。ゴーギャンみたいな時代錯誤の南方への憧れも生理的な要請であると解釈できる。

まあこんな寒い晴れの日はおとなしく家ですね毛を剃ったりするのがいいのかもしれない。これは急に変な話を始めたというのではなくて、人間は猿やウサギほどの毛皮こそ着ていないが、体毛が残存している。だからたとえばシェービングフォームとカミソリなどを用意してそれを除去する人もいる。しかしなぜまだ体毛が残っているのだろう? 頭に髪の毛があるのはいいと思う。全ての人間がスキンヘッドである世界もどうかと思うからだ。しかし2010年にもなって人間のすねや腕に毛が生えている必要があろうか。こんなごく薄い毛の層ではそれが体温の保持にも衝撃の吸収にも役立っていないことは明らかだ。こんなふうに色々と文句をつけはするが、しかしこの余計な体毛が、僕たちがかつて猿であったことの名残に泡をなすりつけ無心になってカミソリでなぞる、ZEN的なひとときを提供する。