A Note

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婚活NG、1位は「リュック」 セカンドバッグも敬遠
http://www.asahi.com/national/update/1128/TKY200911280256.html



"Aボーイはそのままでは結婚できないからもう少し見た目を気にせよと警告する記事" と言って差し支えない、というのが僕のこの記事に対する認識だ。"人は見かけによらないという言葉は驚くほどに真実です" とミラン・クンデラは言っていた。基本的にはそれが正しいと僕も思う。いわゆる "Inner beauty" というものはあるだろうし、いくら容姿に優れた人でもその心の醜さが見えてしまえばもう次からはその姿まで醜く見えてしまうだろう。しかし "人は見かけによる" と言う言葉もまったく同様に真実だと思うし、それにファッションに関して言うと、きちんと装うことには自分が楽しむためだけではなく、相手を不快にさせないためにするという側面もある。これは割と紳士的な考え方であると言える。

婚活NGグッズと題して、様々なヤバいアイテムが紹介されている。女性がヤバいと考えるアイテムだ。女性にもてまくりたい僕としては、いかなるリスクを冒してでも避けなければならないアイテムであると考えられる。そしてこのアイテムには別の使い方もある。もしもあなたが破談にしたい結婚話を抱えて悩んでいる男性であるとしたら…? そう、そのような場合には、記事で紹介されているヤバいアイテムの全てをぎっしりと身につけた上で、彼女と待ち合わせの約束を取り付け、意味不明な笑顔を浮かべながらダッシュで現場に向かい、そして女性の顔をしっかりと見据えながら "お疲れチャーン!" と大声で叫ぶ。そのようなこともできる。まさに縁談を破壊する行為。

個人的に気になったのは "変なバックルのベルト"。というのは僕の小さかった頃、仮面ライダーアマゾンか何かに変身するためのベルトを買ってもらってそれをとても気に入っていたのを思い出したのだ。たしかバックルの部分にメタリックで赤と青に塗りわけられたタービンのようなものが仕込まれていて、ねじを巻くようにしてそれを巻き、力をためた上でボタンを押すとその風車がブーンと回り、仮面ライダーアマゾンか何かに変身できるという代物だ。僕はそのベルトをチビッコなりに愛用していたが、しかし幸か不幸か仮面ライダーアマゾンか何かに変身できたことは一度もなかった。だから今では、あのベルトはたぶん偽物であったのだと考えている。最後になったが、みなさんが良い縁談に恵まれることを願っている。

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