A Note

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核戦争後の世界で:



みんな、頑張ってくれ… 長く生き残ってくれ… 僕が死んだら、足や手をもいで、食え… ジャッキーにもやれ… あんまりおいしくなさそうなところでいいから…


"またやってるよ"
"最近死にそうなふりばっかだな"


僕が死んだら… 肉を食った後はその辺で焼いてくれ… 骨は拾ってくれ… トングとかじゃなくて… 箸でね…


"起きろよ"
"もう水がないんだよなあ"

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歴史秘話ヒストリア
http://www.nhk.or.jp/historia/schedule/index.html

今年6月19日でちょうど生誕100年を迎える作家・太宰治が今回の主人公です。
代表作「人間失格」や心中事件から、弱々しくて暗い、そんなイメージを抱きがちですが、実際はどうだったのでしょう・・・。野心むき出し、選考委員に連日手紙を送って狙った芥川賞。普段は執筆だけに集中しすべての家事は妻任せでも、いざという時は大八車を押して家族を助ける深い愛情。かと思えば、家庭を壊すことで大傑作『人間失格』を書き上げるなど、不器用で空回りしながらも賢明に生きようとしていました。激動の昭和を駈け抜けた作家・太宰治の『人間失格』誕生秘話です。

人間合格なんてやつどこにもいないよ。だから太宰心配するな。もう死んじゃってるけどね。でもそんな感じだよ。

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海老蔵とILMALIが交際宣言だって。これは大変なことになってきたわ。どう控えめに言っても超大型カップルだよなあ。みんなこの衝撃をきちんと受け止められてるの?

ばかだなあ本当に。筋肉も落ちてる。これにもがっかりだ。

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asahi.com朝日新聞社):沖縄密約文書「ない理由示せ」 地裁裁判長、国に要請 - 社会
http://www.asahi.com/national/update/0616/TKY200906160313.html


これちょっと注目だな。日本政府があまりにもおかしなことを言っているとこの裁判長も思ったのだろう。もう "ありませんでした" で済ませられる段階はとうに過ぎてしまっているのにもかかわらず一貫して "ありませんでした" と言い続けているので、もはやみんな苦笑するしかない、そういう状況だろう。国側の担当者も、実際にあったものを "ありませんでした" と言い続ける仕事なんか嫌だろうなあ。嫌な馬鹿馬鹿しい仕事だ。

追記:しかし考えてしまうが、あったと知っているものをなかったと言わなければならない仕事とはどんなものだろうか。"私はかつて密約が確かにあったということを知っている。しかし私の仕事とは、それがなかったと言い続けることなのである" その人の気持ちになってみればまるでハードコアな不条理劇の主人公だ。おお、冷厳なる官僚機構の末端で一人苦しむ男の魂よ! あなたの苦しみをほんの少しでもいい。私にも分けてくれないだろうか! まるで誰かフランスの詩人の日本語訳のようになってしまったが、これも想像力を使った結果なのだ。やはりここは、彼の苦悩を少しでも感じてみたいと願おう。そのようにして創作が始まる。たぶん。いや違うかな? 知りません。もっとも、人々の心へ共感する力を呼び戻すことが創作者の仕事のうちに入るかどうかは議論が分かれそうだ。

下手な作家の作り話など軽々と超えていくような実話はたくさんあると思う。カフカベケットなど軽々と超えていくような不条理もこの世界には山ほどあるのだろう。その人がいかなる天才であろうとも、この世界の豊穣さや奇怪さをたかが人間の想像力で完全に捉えきることができるなどとはとても思えない。ただ、それを他人よりもうまくこなすことのできる人がたぶんこの世界では映画監督と呼ばれたり、脚本家と呼ばれたり、作家と呼ばれたり、劇作家と呼ばれたりしているということなのだろう。他人よりももっともらしい作り話をでっち上げることのできる人が創作家として生き残っていく。


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