A Note

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Girl In Black-Tango (Para Mi Negra)  2:11


なんど聞いてもこの曲は素晴らしい。僕の見る限りどうやら神も仏もありそうもないこの世界だが、それでもなお "人生は素晴らしい" と言える可能性が残されているのだとしたらそれはたぶん本当に素晴らしい音楽の中にではないだろうか。FPMこと田中さんの "Sound Concierge #401" のラスト18曲目に収録されていたのを聞いているので、映画"Last Tango in Paris"のOSTからではない。

曲名に関して僕は最初 "Girl in Black Tango" と読んでいた。つまりBlackとTangoの間のハイフンを読み落としていたので、さて"Black Tango" とはいったい何か? 考えていたのだが、それは単純に曲名の読み方、解釈が間違っていたのに今気がついた。これはハイフンの前と後ろとを分けて読まなければならない。つまり"Girl in Black(黒いドレスの女性)"がこの曲の題、そして副題が"Tango(Para Mi Negra)" だ。でも(Para Mi Negra)とは?

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目の前を蚊が飛んでる。自分にとってこいつが今年初めて見た蚊だ。もうどこかへ行ってしまった。そういえば沖縄に行ったときに名護から少し海岸線を下った山の中を切り崩して建てたホテルに泊まったんだけど、蚊や他の小さな虫の存在をまったく感じることがなかった。なにせ熱帯の山の中なのだからまとわりついて苛つかせるような虫がいてもいいように思えた。沖縄には虫そのものがあまりいないのか、それとも不味そうに見えた人間に興味を示さなかっただけなのか。

6月に入ってさすがの北海道もようやく暖かくなってきた。でも街中を夜歩いて沖縄のような熱気を感じられる温度が続くのはせいぜい2週間がいいところだ。ここに住んでいて残念に思うことの筆頭をあげるとしたら、僕は熱帯夜が大好きなのに北海道ではそれを楽しむことのできる期間があまりにも短すぎるということだ。蒸し暑くて寝苦しい夜に少しアルコールを入れてから街の中を散歩するよりも楽しいことなんて他にあるのだろうか?

ところで明日から札幌で "よさこいソーラン祭り" が始まるらしい。雪祭りはいいとしよう。でもYOSAKOIはだめだ。あれは僕には理解できない祭りだ。自分の感じるところを正直に言おう。あれは踊っている人だけが楽しい祭りだ…。まあでも、いいのかな。自分は興味を持つことができないけど、参加する人には楽しんで欲しい。(でもやっぱりだめだな)


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バタイユの"マダム・エドワルダ"…?


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Fear and Loathing in Las Vegas (1998)
http://www.imdb.com/title/tt0120669/


べにちおでるとろ、つまりBenicio Del Toroのことだが彼は最高ではないだろうか。演技、顔、謙虚さ、どれをとってもすごく最強の状態(まあよく知らないんだけどネ。とりあえず写真を貼ります)



TrafficとかCheとか出てるね。でもHunter.S.ThompsonのGonzo旅行行き先Vegasを描いたこんなロードムービーにも10年前に出てたんだね。で見てみたら役作りのためにすごく太ってるんだね。映画の冒頭でものすごく燃費の悪そうなアメ車のオープンカーで男二人で砂漠をぶっ飛ばして行くんだけど、Del Toroがそこでシャツの前をはだけていて最低でも体脂肪率25パーセントはあると見える腹を披露している。実は僕も適当な生活しているうちにクソデブになっちゃったからこの腹に注目したんだ。つい2,3年まえの夏には体脂肪率12パーセントだったのに今ではもうどうしようもないクソデブちゃんになったった。なっちゃった。ちょっと今うまく言えませんでした。さて、でもDel Toroのは役作りで仕事を頑張ったので太っているけど僕の脂肪はなんだこれは? なんの役作りだよ? おまえ本当に死ねよ。死ぬか痩せるかだね…。

こんなふうに厳しい言葉で自分を叱咤激励してあげる必要があった。役者の魂を込めた素晴らしいDel Toroの脂肪に対してただのその辺の怠惰なクソデブの脂肪がのさばる。全く正反対の動機によって形成された似たような脂肪。これは困った。自分の体を思い通りにコントロールできないという事態は自分自身に対する信頼を損なわせ、酒をいくら飲んでも恥ずかしくない状態になって、公園で全裸になって叫びだしてしまうかもしれない。でもそうなったらまずいね。

これは前のように走ったりダンベルを持ち上げたりしなくてはならない時期が本当に来ている。それを一流役者Del Toroの腹が、僕に教えてくれたんだね…


"こんな生活を続けていたらだめになっちゃうよ"
"うるせえ! クソ女どっか行け"


かつてこんな会話が交わされたことはなかった。僕は紳士だから酒乱の馬鹿親父みたいなことを言うわけはなかった。しかしそれはともかくとして運動をしなければならない。地球温暖化のしわ寄せがシロクマくんだけじゃなく僕の腹にも来ている。事態は一刻を争う… 体脂肪率25パーセントの男が最も抱かれたい男になることは不可能だ。なぜ? やはり人間見た目が大事だ。地球温暖化のしわ寄せが僕の腹にしわを寄せている。この状況を容認することはできない。


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