A Note

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最近特に書くようなこともなく、元気に過ごしている。

秋葉原で痛ましい事件が起こった。痛ましいとしか言いようがない。あの一件を考えるとき、確かにWeb上に幼稚な不満を垂れ流している若い人たちを事前に訪問していくことで悲劇を未然に防ぐことができるかもしれない。つまり過去の僕みたいな、若くてちょっと危なそうな人をプロバイダーからログをもらって、個別に訪問していく。ちょうどスコセッシのTaxi DriverのTravisのような。

このクソみたいな社会のゲームから降りる、人生を半分降りるというふうにして、それで深く諦めつつも穏やかに暮らす。柔和な形で脱社会化して生きていければいいのだが、そういう人の中でときどき、正義感に燃えてテロリストになろうとするのがいたり、暴力革命を企てたりするのがいて困ったことになる。人殺しはユーモア欠乏症患者だ… 誰かを殺したいときほどユーモアが大切なときは他にない。

"我は知るテロリストの悲しき心を" というのを思い出したけど、啄木は爆弾を作るかわりに歌を作っていたかもしれない。みんなそれぞれに爆弾に代わるものを見つけて生きていくわけだ。

脱社会化した若い孤独な男性(女性は男性よりも遥かに賢いし、matureなので、秋葉原の彼のような馬鹿な真似はしない)のほとんどは柔和で自分なりのやり方で生きているけれども、中には社会に敵対して、結果として暴発してしまう人もいる。彼は誰かと触れ合いたいと思いつつも自分から温もりを遠ざけて疎外感を募らせていくのだが、そういう人たちと社会とがつながりを回復して彼が暴発するのを防ぐためには一体どのような働きかけが有効なのか。具体的にはどのような政策が必要なのか…

みんな孤独で愚かで、人とのつながりを求めている。




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