A Note

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Imminent war

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ロシアがウクライナ侵攻を始めるかもしれない。それも一週間以内に。オリンピック期間中に。

それはアメリカ情報機関のSIGINT(=通信の傍受をソースにした諜報活動)が元になった危機感。ロシア軍内で行き交うコミュニケーションを分析した結果かなりの確度で数日中の侵攻があり得るとアメリカが判断した。それを今同盟諸国へ伝えている。

日本の外務省が日本人の国外退避を言い出したのは、ここ48時間あたりでアメリカからその情報を教えてもらった、直接の結果。

これまでロシアが今回は本気だと指し示すすべての情報を目にしながらしかしなぜか当のウクライナ政府は結局のところ侵攻はないと信じている様子で、むしろ危機の矮小化を試みてきたのはまったく理解不能であり混乱させられた。

これについては、ウクライナが常にロシアの人質みたいなものなので、恒常的な危機感がノーマライズされて感覚が麻痺しているのだと思っている。いつ攻めてくるか分からない隣人といつも国境を接しているから危険を感じる能力が摩耗していて、今回も戦争にならないとウクライナ政府はたかをくくっていた。

しかし前も書いたが今回は戦争になるはず。なぜなら合理的に考えてプーチンの取りうる選択はそれのみで他の選択肢が消えているから。

 

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戦争が始まってからではもう遅い。ウクライナへ留まろうと逃げようともう生命の危機は避けられない。なぜなら開戦と同時に少なくとも首都キエフ、またその他主要都市へミサイルそして砲撃が降り注ぐことは明らか。あまりに危険で当然ながらその時点で民間の航空機が一切飛べなくなるため、極めて重要な脱出手段である空路が絶たれる。

残る国外逃避の手段は陸路のみだが、それが意図的であろうとなかろうと、逃げ遅れた避難民で溢れかえったバスがロシア軍に空爆されることなどいくらでもあり得る。その場合はもちろん目も当てられない大惨事になる。