次期Xboxの価格はXbox大が499ドル、Xbox小が299ドル。
これはそれぞれのハードウェア構成とSpecを考えればとても安い値段。どちらを売っても全然利益の出ないほどの低価格をMicrosoftは戦略的に設定したと見える。
SONYとMicrosoftは今年の11月以降に両社がリリースする次世代ゲーム機で争う。ただどちらも相手の出方を見ようとして、PS5とXboxの販売価格を今まで決定していなかった。既にLaunchが迫ったゲーム機の仕様を今から少しでも変更することは不可能だが、それをいくらで売るかならいつでも好きなように決めることができる。
ゲーム機のPricingは重要で、高すぎれば売れないので普及しない、普及しないから当然ソフトは売れない。逆に安すぎればゲーム機はたくさん売れるがその販売で利益が出なくなる、悪くすれば1台売るごとに損が積み重なる。どこでバランスするのか。
Microsoftが先に動き、上のように次世代Xboxのアメリカでの販売価格が公式に決定された。そしてこの数字はそのまま今SONYが迫られているPS5の価格決定及び公表を強く縛ることになる。
というのはXbox大が499ドルで買えるという状況のマーケットへ向けて、PS5を599ドルで投入するという選択はSONYにとって不可能なのだ。
両社の間でハードウェアの設計に多少の差異はあれど基本的には同等クラスの性能を持つと言っていい次世代機を売るときに、SONYには直接の競争相手よりもPS5を100ドルも高く売るという贅沢は与えられていない。
PS5の価格はXboxと同じ499ドルではなくて、449ドルになる可能性があるのでは。たぶん今SONYの上層部でも「Xboxと同じだ499ドル派」と「攻めろ449ドル派」がいて互いの主張を戦わせてるんじゃないかな。「549ドル派」はほとんどいないと思う。
SONYが本当に勝ちに行こうとするなら449ドルが必要だと思うし、可能な価格設定だと思う。Xboxの499ドルでさえ、これはすごく安い戦略的な価格という市場の受け止め、そこへPS5はさらに50ドル安い449ドルで投入するという発表をSONYが行えばそれは強烈なインパクトを持つだろう。当然PS5の販売それ自体で利益はほとんど出ないか、普通に言って赤字になるだろう。
予想。
PS5 : 449ドル
PS5 Digital*1 : 399ドル
まあどうなるか見てみようU^ェ^U