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日本はこれから派手に散る。だから今は自分の乗ったジェット機が落ちていくのをスローモーションで見る心地。

ウイルス危機においてこの国の後進性と、深く進行した劣化は思っていたよりもはるかに凄まじいことが可視化されていて、毎日気の休まる暇がない。

これからこの国で進行していく悲劇のすべてを見届けたい。

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今東京が明らかにウイルスの巣になっている。東京から地方へ逃げてきた人間に次々と陽性者が出ているのがその証拠。でもその行動は責められない。なぜなら今東京で感染したところで病院へ行っても、まず検査さえしてもらえずに自宅へ帰される。ただの咳や発熱だけではもうPCR検査は絶対に受けさせてもらえない。検査が足りていない。そんな余裕はない。釈然としない思いで家に帰る。

今までウイルスを舐めていた人間でも、ここで何かがおかしいと気づく。それは自宅で寝かされて重症化するのを待つうちに、自分がそのまま死んでしまう可能性があると分かるから。都内へ用意された病床はすでにそのすべてが埋まっているという報道が出ている。では自分の病状がもし進行して呼吸困難になった場合、なんとか救急車は呼べたとしても、どこへ運んでくれる？　どの病院が受け入れてくれる？　そう考えたときに血の気が引く。