A Note

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【湘南】パワハラ疑惑の曹貴裁監督が辞意 Jが全選手、スタッフに近く徹底聴取

 

いまだに根性論が大好きな日本人は湘南がやってきたサッカーを称賛するが、あれは高校レベルの部活サッカーを突き詰めたものであってそれを高く評価するのは完全な間違い。ピッチャーが肩壊すまで投げさせることを美徳にしてきた高校野球のバカ指導者と何も変わらない。もうそういうのはいい加減やめにしろよ。若いパイロットを特攻隊で無駄死にさせてきた旧日本軍のクズみたいな将校たちと何一つ精神構造が変わってない。

ふざけた現状だなおい。

試合終了のホイッスルが鳴った瞬間に選手がピッチに倒れ込むような限界まで走り切るサッカー、それを清々しいだとかいって称揚する世間の構造は湘南が今直面している危機や恒常的なハラスメントを生むチームの土壌へ直接に接続されているんだよ。

スポーツ選手を指導するために怒鳴ったり声を荒げたりする必要はほんのクソほどもない。人を教えるために暴力の介在する余地は一切ない。そうしなければ人を教えられない人間は単に指導の技量が足りないからなんだよ、自らの無能を恥じて即刻に職を辞せ。山にこもって反省するまで降りてくるな。

 

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湘南ベルマーレの失敗はいくつかある。一番大きいのはクラブにおいて曹貴裁が神格化されたこと。組織にとってそれは終わりの始まりと言える。Web上で湘南サポーターの反応を眺めていてもそれが分かる。ハラスメントの被害者を攻撃したり、挙句の果てに事件を報道したマスコミを逆恨みしている連中さえいる始末で目も当てられない、哀れな状況。ただ、その種の行動をもちろん非難するがどうしてそうなるのか理解できる。それはベルマーレというクラブでは曹貴裁への個人崇拝が行き過ぎてカルト的な盲信が成立しているから。信者にとって教祖は無謬なのでその人が間違ったという事実を簡単には受け入れられない。

断言するが、人間みたいな欠陥だらけの生き物はそれが誰であろうと崇拝されるに値しない。いくら外面が良かろうと人間なんて一皮むけば誰でも自己中心的なクソタレなのだからどんな人間であろうと決して神格化されるべきでない。これはまず最初に自分自身を含んで一切の例外なくそう言える。それを間違うとろくでもないことになる。ある特定の個人へ権力が集中して周囲の忠告や意見が無効になる。どこかのあるサッカークラブでは監督が扇風機を蹴飛ばしたり選手を恫喝したり罵倒したりするようになる。Jリーグの調査が入る多数の深刻なハラスメントが認定される選手は逃げていくクラブが空中分解するサポーターはそこで目が覚める。

 

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https://hochi.news/articles/20190813-OHT1T50316.html

 

湘南ベルマーレ今後の展開。調査の結果がどうあれ、現実的には今後まず曹貴裁の首は繋がらないだろうから今はもういつ、またどのように辞めるかの段階には入っている。でもJリーグによる選手スタッフ全員への聞き取り調査が終了するまではクラブは進退を決定すべきではないし、しないでしょう。「謹慎」の体裁で身分を預かり宙吊りの状態で置いておく。調査の結果おそらくハラスメントが認定されると予想するが、その段階で辞任を認めるかあるいは解任することになるかな。またそうなった場合はこれまで曹貴裁を庇護してきたクラブの経営陣にも当然責任は及ぶため、ほとんど総入れ替えとなり運営の形は根底から変わるでしょう。

Jリーグとして徹底的にこの件を調べきるという姿勢を最初の段階で明確にしたことは当然の対応だがとりあえずの評価に値する。というのはこの件は曹貴裁一人の問題ではなくて既に湘南ベルマーレというクラブ自体の存続の危機なのだが、またさらにそれを超えた意味を内包している。

つまり曹貴裁がクラブにおいて濫用してきた権力や暴力がもし事実であって、さらにその国のサッカープロリーグ1部がそれを許容するような野蛮な場所であると見なされれば、サッカーだけでなく日本のスポーツ界が被るマイナスイメージは計り知れないものがある。漠然とした好印象という重要な資産が毀損される。

タイミングの良いことに東京オリンピックの開催まで1年を切る段階で発覚したこのスキャンダルをなんとなく処理する贅沢は日本には与えられていない。Jリーグは日本のプロスポーツ界に大きな影響力を持つ組織としてこの件を調査し断固たる処分を下す義務がある。

これまでに報道されたハラスメントの事例は合理的に言って氷山の一角に過ぎないとみなせる。事態の発覚からまだ3日と経たない最初期の段階で既にこれだけの話が出ている。ごく普通に考えればこれらが全てであるはずもなく、つまり今後聞き取り調査が進行するにつれて新たな、またさらに深刻な事例も掘り起こされ明らかにされると予想する。

スポーツクラブが受けることのできる最も重い罰は、言うまでもなくクラブの解散であり消滅だ。そうなればサポーターやいろんな人は泣くでしょう。しかしそれさえ覚悟すべき事例だと考える。

勝ち点の剥奪で済む例ではないと思う。抱えている選手及びスタッフを精神的あるいは肉体的に破壊して恥じないクラブにそれでは処分が釣り合わない。全ての経営陣及び主要社員は引責辞任し、クラブの運営組織自体を一から作り直し、選手やスタッフの福祉を担保する第三者機関の監視を受け入れた上で、J3への降格処分という落とし所はどうかな。

別に自分のクラブではないからどうでもいいと思って案を弄んでいるわけではない。プロスポーツクラブで組織的なハラスメントが長年に渡って横行し、何人もの選手やスタッフの精神が破壊され、しかもクラブの経営陣はそれを隠蔽してきた疑いが強いという話なのだ。こんなことは前代未聞であって、悪質性は非常に高く、もしも調査の末にその悪い構造が明らかにされ数々のハラスメントが認定された場合、湘南というクラブへ下される処分もいまだかつてないものになると考えられる。

調査主体であるJリーグの側に立ってこの件を眺めても、もしハラスメントの事実を認定したならもうその時点において軽い処分で茶を濁す選択は与えられていない。なぜならそれは世界に向けて大声で、日本という国はスポーツの場において野蛮な精神的暴力や、足蹴りによる扇風機の破壊が横行することを認めますと叫ぶことと同義だから。自分がJリーグなら恥ずかしくて絶対にそんなことはできない。むしろ我々の統括するリーグにおいて人間性を否定するような指導は決して許さないという強い意志を示すでしょう。そしてその意志がどれだけ真正なものであるか、それはただ下される処分の内容によって、その厳正さによって計られるしかない

スポーツ界からの暴力の根絶が世界的なテーマになる今、さらに東京オリンピックを1年後に控えた日本で、もしも力が傾斜するとしたら厳しい処分を下す側にであって、間違ってもそれを軽減する側にではない。

湘南は今後、「湘南スタイル」の美名の影でこれまで虐げてきた所属選手やスタッフ、さらには破壊された扇風機たちの嘆きに直面し、クラブの存立も危ぶまれる重大な危機を迎えるでしょう。