A Note

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Jetstar。もう何度も使ってきたエアラインだけど、今は機内持ち込み手荷物の重量制限「7kg」を厳格に計測するらしいね。Webを眺めると、サイズ制限を1cm、重量制限を1gでも超えれば超過料金を取られるという話も見かける(=最大15kgまでが持ち込める権利を、3000円で強制的に購入)

おそらくチケット購入時の契約でそうなっているわけだから、その規則を厳しく運用することに法的な問題はもちろんない。ただ感情的に釈然としない気持ちが残るケースはある。例えば手荷物の重量計測で「7100g」と出た場合、100gの超過に対して3000円を取られることになる。まあこれに関しては、現実的にはその程度の軽微な重量オーバーであれば対応できる。特にポケットのある服を基本的に身に着けている男性なら、何か手頃なスマホなり、カギなり、モバイルバッテリーなりの小物をカバンから出して、自分で身に着けてしまえば楽にクリアできる。それはそれとしてだ。

人間の体重は人によってだいぶ異なる。40kgの痩せた女性がいれば、120kgのデブのオッサンもいる。知っての通り同じ条件で席を取る限り、二人の航空運賃は変わらない。人間は誰でもその身につけている余計な脂肪によって差別されないのだ。しかし40kgの女性が少し事前の計算を誤って「7100g」の手荷物を持ち込んでしまう限り、彼女は既定の運賃に加えて3000円を徴収される。いっぽう120kgのオッサンが「6900g」の手荷物で検査をクリアする限り、彼が支払う追加の料金は0円。

ところが二人がそれぞれ航空機に負担させるところの、人間と荷物とを合わせた総重量。それは当然オッサンのほうがはるかに多い。

女性の総重量は47kg、オッサンの総重量は127kg。あまりに違う。そうでありながら、上に書いたとおり、この場合に3000円のペナルティを課せられているのは女性のほうなのだ。

ここには明らかにおかしな事態が生まれている。