A Note

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「人はそれぞれ自由に生きればいい」蛭子能収の最強の生き方を学ぶ

とはいえ、やっぱりクズかも……というエピソードもちゃんとある。

「事務所には美人マネージャーとワンランク下のマネージャーがいたんです。美人には「どうせオレなんか」と思い、美人じゃないほうのマネージャーに結婚しようと付きまとったことも。でも、すぐに彼女も辞めちゃったんです。このときに「ブスに限って、いい男を求めている」と気づけたのですが、それも彼女を作ろうと行動したからこそ」(交際経験のない49歳女性への回答)

 付きまとわれて仕事も続けられなくなった女性マネージャーをブス呼ばわりした挙げ句、教訓を得るという身勝手さ……! ドイヒー!


女性のライターはヒドいと言うけど、僕はそう思わないな。それは自分がクズだからだとも考えない。正確に言葉を使う蛭子さんの姿勢を支持しよう。また回答の内容においても間違っていないと思う。彼の率直な言い方を、不美人をバカにする態度だと思わなくていい。

つまり人には、自分に欠けた要素を交際相手から補完しようとする心理的な傾向がある。これはもちろん男女の別なく人間一般についていえることだ。例えば物理的に、容姿の面で自分に劣等感を持つ人が相手には顔の良さや姿の美しさを求めることがあるし、また切れ味鋭い知性や、あるいはユーモアの上手さなど、広く精神的な特質についてもそれはいえる。自らに欠落した美点を持つと見なせる人に、不思議と誘引されてしまうことはある。

その一例として上には、蛭子さんが自身の貴重な経験も引きながら「ブスほどいい男が好きだ」という個別の事象が取り上げられているのだとかんがえた。