A Note

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fifty shades of greyの映画がアメリカで公開されたけど批評家たちによれば基本的にtotal crapらしい。ただbdsmテーマのpornographyたることにさえ失敗しているとか。これを書いて、フランスのアートスクールであるボザールから来ていた男がShibariという素敵な単語を口にしていたのを思い出すけど、女の縛り方は世界に誇るべき日本の伝統芸能であるようだ。「降伏という名の幸福」というのはchemical brothersがアルバム「Surrender」をリリースしたときに目にした日本版帯文だが、きっとSM行為のうちにある喜びをある程度言い表していると思う。SMのことは村上龍がfifty shadesよりずっと先に熱心に書いていたね。僕の印象ではリリー・フランキーあたりがかなり能力の高いサディストなのではないかと思う。女性を普段はいい加減に適当にあしらっても肝心なところで外さない技術を心得ていそう。そしてその緩やかな振る舞い方は人間の心理に関する正確な理解と本当の優しさに支えられている。