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今夜は満月だー。昔から太陽と月とは互いに対比させつつ語られてきた、それぞれ昼と夜とを象徴するもの同士です。月は人を狂わすと主に西洋ではみんな思ってきたらしい。それはLunaticという単語がseverely mentally illとかあるいはmad、crazy、extremely stupidという意味を持つことからも分かる。

一方東洋にその感性はあるのか？　同じものを見ても洋の東西では感じ取るものが違ってきたということは面白い。自然を愛でる日本人の感性には何かしら言語化を拒む精妙なものがある。

そういえば僕は、日が沈みようやく昼間の炎熱が落ち着いた縁側に腰掛けて、三角に重ねたお団子を一つ手に取り食みながら月を眺めたりしたことがない。そういうこともしてみたくなった。