A Note

^_^

気分が悪くなるSF

レビュー : お年寄り
最後まで読むと、面白いのでしょうか?
展開が遅く、不幸な気分に耐えられなく、途中でくじけました。


なんて言えばいいのかな、まー、読者を慰撫して良い気持ちにさせるだけのお話は「読み物」でこそあれ、「小説」ではないでしょう。その点言うまでもないことですが、村上龍は第一に小説家であって、読み物作家ではないわけです。読み終えたあとで、自分が内側の深い底から新たにされているしもう今までと同じ視点から世界を見られない、という変容の感覚を与えてくれる作品しか意味が無い、…と言い切ると違うかな、

まあ、

こう言ったほうがいいかつまり、僕はそういうものしか読みたくない。僕は村上龍の割と熱心な読者なんだけどでもまだそういえば「歌うクジラ」を読んでないんだ。惹句を見るに「5分後の世界」と遠くで通底するような背景を持った作品と思ってる。

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えっと思った、すごいね。向こうの新聞はもうこんなふうになってるんだ。「そのおかげでクールで動的なサイトが可能になった最新のかっこいいイケてるHTML」を導入してるよねこれ(技術の具体的な名前には不案内) 何に驚いたかというとUSA Todayってしかも結構な有力紙でしょう。そこがWeb版でこれだけ攻めてるというところに日米のメディアの圧倒的な何かの違いを感じ取るね。あとアクセシビリティへの配慮をどうクリアしてるのか気になった。

これに比べたら読売や朝日のサイトなんかただの最悪の保守主義者じゃんか。これまで疑問を持たずに使ってたトップページが急にダサく見えてきた。

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僕まだR.D.レインの「Divided Self」読んでないから読もーとか思うしスタンダールの「赤と黒」も読んでないし…、 my worst enemy is laziness deep inside of me ですよ本当。

だってきっと昔より頭悪くなってきてるんだよ。1日24時間じゃ足りないんだ!なんて育ち盛りの中2みたいなこと口走ってしまうくらいの圧倒的な透明な強度で生きたいのにうまくいかないな。

body and mind の両方高めることが必要。てことで精神にも筋肉の比喩を適用したい。知性とイマジネーションは不断に鍛え続けなければならない、でなければマジで必要なときに情けない脆弱なそれを発見して落胆と後悔に襲われるにきまってる。