A Note

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ふーん、それはともかくシャイア君、お腹が出てないかね? 腹筋が割れてなくてもハリウッドで一流俳優になれるなんて知らなかったよ。あと僕はマザコンじゃないぞ! もしも自分の妻と母親との間に嫁姑の争いが発生したら、もちろん妻の側につく自信がある! 「母さん! 沙織(仮名)をいじめるのはやめろ!」 きっぱり言ってやるね…。

でもその心配はないと思う。僕の母親は全然そういうタイプじゃない、つまり嫁いびりとかするような意地の悪いおばさんじゃないんだ。たまにそういう嫌味なババアいるでしょう? その点に関しては確かなことが言える。

母親は柔和でニコニコな感じ、我の強い人でもない。僕が連れて行く女性とも仲良くしてくれると思う(もちろん予定はありません) これは自慢ではないけど、いや少しは自慢かな?、まあ美人でもあるし。ヤリマンでもなかったと思うけどそんな話は母親としたことがない。でも前に「若いころもてたしょ?」と聞いたら「まあもてたね…」とか言ってたから分かりません。しかし人間に関して本当のことなどそもそも分からないものです。人間が本だとすればその本には終わりがない。

(もちろん僕はヤリマンが悪いとは思わない、つまり男ならプレイボーイとか色男とかいう尊称で呼ばれるときに女だとヤリマンという蔑称で呼ばれるのは単にフェアでなく僕は明確にそれに反対です)

誰か嫁を見つけて子供を作って孫を連れて行ったら喜ぶだろうなあと思うけどいつになるか、それどころか生きているうちにそれができるかどうか分からない。結婚が何なのかもよく分かりません。

種の存続、つまり卑近な言葉で言えば子作りに関して書くと、女性の場合にはある程度以上若いころに子供を産むことが自然であり動物として無理がないという事実がある。出産という多大な肉体的負担を経るに際して、母子ともに健康さを保つ可能性が高く、また産まれてくる子供に遺伝子的な異常が発生する確率も低いのは若いときであるという統計的な事実があるわけです。

僕は男で、そういうことは考えずに済む側の性を生まれつき割り当てられています。何にせよ、人間の命が絡むと事は面倒くさくなります。生まれることも生きることも死ぬことも、もっと軽くテキトーに考えられるようにならないでしょうか。僕は "厳粛な雰囲気" というやつが苦手なのです。