A Note

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今まで権威を保持してきた人たちが実は取るに足らない者たちであると分かったときの民衆の怒りは凄まじいものになるみたいだ。これは医療崩壊について書いた小松さんのインタビューで読んだことだからさがしてみよう。


MRIC: 臨時vol 17 MRICインタビュー 「もはや医療崩壊は止まらないかもしれない」
http://mric.tanaka.md/2006/06/09/vol_17_mric.html


ページ下段から


  >>  ハナ・アーレントがナチによるユダヤ人攻撃について考察した「全体主義の起源」という本があります。
     その中でアーレントは、トックビルの大発見を紹介しています。フランス革命のはじめに突然、堰を
     きったように、大衆が貴族を攻撃し始めました。革命の時点で貴族は既にその権威を失っており、
     貴族による抑圧や搾取はまったく存在しなかった、むしろ誰の目にも明らかな権力喪失が民衆の
     憎悪をかきたてた、というのです。イギリスで医療従事者が暴力に晒されているのも同じ構造に見えます。
     これが民主主義の普遍的に内在する攻撃性だとすると、むしろ医療側が努力すればするほど、攻撃を
     促進させ崩壊を早める危険があると思います。


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