A Note

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この間夜のニュースでブルキナファソを取材していた。1日3時間しか寝ずに働いても1日1食しか食べられない人がいた。そんな境遇でも死なないためには働いて食べるしかない。仕事を選ぶ自由はないか、あっても極度に制限されている。逃げていく場所はない。

日本に生まれたということだけでも、既に非常に運が良いということだ。もちろんこの国がいくら金持ちだとは言え、様々な問題はある。貧乏人は貧乏人なりに、金持ちは金持ちなりに胃を痛める。

1日3食、十分に食えれば食えたで、次は異性にもてないだの、両親に愛されなかっただの、別の不満や悩みが出てくる。ろくに食えないでいたころとはまた別の贅沢な悩みが出てくる。しかし十分に食えて、異性にもてて、素晴らしい両親に愛されて育ったとしても、もちろんまた別のさらに贅沢な悩みが出てくる。例えば友人の旦那は一年に5000万円稼ぐのに私の旦那は一年にたったの3000万円しか稼がないとか、不老不死になりたいとか…。

まあなんでもいい。それはそれでかまわない! 人間の欲望に限りがないということが現在の高度に発達した文明を生み出してきた。すぐそこまで歩いていけばいいのに、楽をしたいと思った人が自転車を作ったに違いない。周りの人たちは思った。へーなんだあいつは変なもの作って、頭がおかしくなったのかね? しかしいざ自転車が完成し、乗ってみると… すごい! 楽だ! みんな、大興奮。

この繰り返しで、私たちは今では、飛行機を飛ばし、そして宇宙の彼方へと…

ですから人間の欲望というもの、これを単純に否定することは間違っていますが、しかし欲望が苦しみを生み出すということもまた自明です。まあ色々言っても、人類は滅びるまではいます。だから心配ない。


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>> すでに同局はモナを降板させると伝えられているが、内容は「モナをもう出さないでください」「辞めてください」などが大半、降板を訴える声は収まる気配がない。当のモナは11日、都内の自宅で謹慎していた。



こういうときに自分が良識を行使すると信じてテレビ局や新聞に投書するような連中は最低だし、今後もそういう人たちとは離れたところで生きていきたい。こっちは下らない配偶者と我慢してやっているのに、この女は好き勝手に誰とでも寝てけしからんという鬱憤や妬みの類。"降板を訴える声" というのは、実はそのような庶民たちの鬱積した感情が一人の女性に向けて噴出す良い機会を見つけた、そんな状況でもある。自分が良識や常識を代表すると信じているのかもしれないが、そんなものは自己欺瞞でしかない。実際には彼女のことが妬ましいだけだろう。既成の枠組みの中で窮屈さを耐え忍んでいる人たちにとっては、そうでない人が妬ましく、また目障りに映るわけだ。

一夫一婦制について言うと、これは既婚者ならば既に誰もが気がついていることかもしれないが、一生一人の人間で我慢するのには無理がある。うんざりもするし、違う人と寝てみたいとも思うだろう。もう少し柔軟な婚姻のシステムがあってもいい。色々と考えている学者の人たちもいると思う。


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