アップル、全面ディスプレイ「iPhone X」とスタンダードな「iPhone 8/8 Plus」を発表 - ケータイ Watch
今回のUnveiling＝発表会の前にSpecからデザインからすべてが完全にリークされていたから、このiPhone Xのアナウンスに一切何の驚きもなかったね。なんだ結局漏れていた情報通りのものでしかないのか、という落胆さえ感じた。記念すべきiPhoneの10周年を多少は派手な花火で祝いたかったAppleにはかなり気の毒な1日になったし、彼・彼女ら*1が世界に示したかっただろう驚きの要素はリークによって発表以前に既に完全に破壊されていた。
ただ、製造工程を含めれば地上の数え切れない膨大な人数がこの製品のLaunchに携わっているわけで、すべてのレベルにおいて情報の漏洩を完全に防ぐなんてことはそもそも事実上不可能なのだ。
スマートフォンという競争分野におけるAppleのテクノロジー的な、またデザイン的な優位性は既に完全に失われつつある。Android陣営のフラッグシップモデルにおいて有機ELは100年前から採用されているし、極限まで画面を広げたベゼルレスデザインも同じだ。どちらも全く目新しいものではないから、そこに何の驚きもない。
しかも最近はXiaomiやHuaweiなどの中国勢が、Appleが12万円かけてようやく実現できるクオリティを、Androidの側でその半額の6万円で達成する。簡単に言ってAppleに期待できる時代が終わりつつあると感じる。性能に比して価格が高すぎるし、もはやAppleを持つことはCoolでもない。FacebookがCoolでないように。これからは中国が来るだろう。日本？ そう、日本ね…
*1:日本語に「They」がないことの不便さは
