A Note

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過労死したサラリーマンの妻に対するモヤモヤ


これはかなり的を射た意見だと思うね。家計を支える働くオッサンたちは基本的に見栄はりで、男であることに由来する下らないプライドが高く、自分の弱さや情けなさをさらけ出して例えば妻やあるいは身近な他者へ救いを求めるだけの柔軟さや強さに欠けた場合が多い。人間がその最悪の時期に外部へ助けを求められないなら精神的なコンディションは悪化するばかりで、一人で苦悩したすえに最終的にすべてを終わりにしようと考え、東京あるいは全国各地で毎日のように電車の運行を遅らせている遺体の一つになるとしても不思議はない。今日本人が生きている日常はそのくらいせっぱ詰まった、後のないものだろう。人間を幸せにしないこの国の社会システムや労働をめぐる諸条件に根本的な変革が必要なことは間違いない。仕事のために人生があるのではなくて、人生のために仕事があるだけだ。日本人はそこを取り違えているからきつくなるし、たくさんの人が死にたくなる。