A Note

^_^

刺すような皮肉も言うし自分のことを意地の悪い人間だとも思うけど、なんだかんだ言って僕はこういうこと、つまりみんな幸福に不和なく、愛情や基礎的な物資の欠乏から免れて、暮らして欲しいと思うだけだ。その愛によって僕の中に容易には取り去れない憎しみが巣食うのだと思う。and simply I can't help it. 「愛の人」になる方法を誰か知っているのだろうか?

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どれだけ 君のこと 思い続けたら
柔らかい 言葉じゃなくて 君に届く
もしもね この願いがちゃんと叶うなら
はじけて 消えてもいいよ
ってどんだけ
Seventh Heaven


Perfumeいいわ。いやSeventh Heavenってどういう意味かなと思ってさ。Seventh Heaven=7つ目の天国だから、キリスト教に起源を持つ語なのかなということは想像できた。

上のfreedictionary見ると様々な辞書から以下のようにある:

seventh heaven
n.
1. A state of great joy and satisfaction.
2. The farthest of the concentric spheres containing the stars and constituting the dwelling place of God and the angels in the Muslim and kabbalist systems.


seventh heaven
n
1. (Non-Christian Religions / Islam) (Non-Christian Religions / Judaism) the final state of eternal bliss, esp according to Talmudic and Muslim eschatology
2. a state of supreme happiness
[so named from the belief that there are seven levels of heaven, the seventh and most exalted being the abode of God and the angels]


sev′enth heav′en
n.
1. (esp. in Islam and the cabala) the highest heaven, where God and the most exalted angels dwell.
2. a state of intense happiness; bliss.

ごくごくざっくり言ってしまうと7つ目の天国というのは位として最も高い天国で、もっとも高位の神と天使のみが住まう場所、ということであるようだ。そこから転じて、ほとんど恍惚とするような強烈な幸福感、言語を絶した悦びの感覚、という意味を持つようになっているのだと思う。

体の隅々まですべてが幸せの粒子で満たされるほど強い喜びの感覚を味わうことは普段はほとんどない。しかしその種の言葉にならない幸福のためにそれを束の間でも味わうときのために人間は毎日の辛さを耐えて生きているような気が僕はする。そしてそのくらい強度の高いintenseな幸福を味わえる場面として今僕が二つ思い浮かぶのは一つは宗教的な場面、そしてもう一つは恋愛の場面だ。

前者に関して言えば神との合一の感覚とか、あるいはすべてを理解し何も悩みなくただ幸福だけがあるという宗教的なトランス状態とか、そういうの、もちろん、神秘などというものはなく単に脳内物質の薬理的作用にすぎないとする立場がおそらくただしいだろう、しかし体験というものの強烈さをあなどるべきじゃない。

後者の恋愛というのはここでPerfumeが歌っているようなことだ。本当に愛している人間と一つになることはカジュアルな、スポーツみたいなセックスとはまた別の経験であるだろうし、それこそ宗教的な法悦に似た喜びをもたらすかもしれない。互いに抱きあうときに幸福で体が麻痺したようになる感覚はきっと死ぬまで素晴らしい。

追記 あとこれ書くの忘れてたけどキリスト教の概念ではなくて逆、イスラムユダヤ教のそれだって書いてるんだseventh heavenって。天国の階層化って馴染みのないアイデアだった。きちんと読むと神話はぜったい面白いはず。最近知的な面での怠惰さがやばい。あとあと厚みのない奥行きのない人間になるという形でつけが回ってくるよ。