A Note

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もう3月に入った、そろそろ暖かくなって欲しい、などという人間の事情は一切気にせず、今日札幌に大雪が降った。人間は自然を気にする。しかし自然は人間を気にしない。

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ガリアーノの体を張った行動に触発されて、"反ユダヤ主義" という概念の成立するに至ったそもそもの過程にまでさかのぼって一度考えたいと思った。ヒトラーの讃美とかは逮捕されるんだよね。これ例えば黒人にニガーと言っても逮捕されないのを見ても分かるように、ユダヤ人差別というのは他のあらゆる人種差別とは明らかに違う水準にある特別な、いわば差別の中の差別として扱われている。

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この曲を気に入ってずっと繰り返して聞いてる。ミニマルミュージックって不思議なのは、これは音楽の始原なのかなって気がするんだよな。あと "存在の耐えられない軽さ" じゃないけど "メロディの耐えられないダサさ" について考えざるを得ない。メロディっていかなるメロディであれ、どうしたって絶対にダサいと思う。だから坂本龍一が戦メリを自分で嫌だったというのは、ああおれダサいことをしちゃったという自己嫌悪だったと思うな。

特にダサいのはビートルズだね。他の何が良くてもビートルズだけはだめだ。ビートルズの亡霊に取り巻かれて生演奏聞くかウンコ食うか選べと言われたらウンコ食うよ。少なくとも迷うね。だから結局、ビートルズに象徴されるどうしようもないダサさに抗うminimalだと思う。

音楽でも絵画でも、抽象度の高いものほど無批判にありがたがって、分かりやすいものや具象をひとまとめに馬鹿にする嫌味なインテリのスノビズムじゃないの、という反論があり得る。僕はそうかも知れないと思う。けれどもビートルズのダサさを容認することはできない。なぜ音楽があんなにダサくなければならないのか誰かに教えて欲しい。

それでもこんなことを書いておきながら僕はビートルズ大好きな人とも仲良くしたいと思っているから邪険にしないでね、と寂しがりやっぽく下手に出ちゃうかな。クラシックからダンスミュージック、POPSまで含めて広義の音楽の歴史に興味がある。