A Note

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世界10
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宇多田ヒカルの"traveling" は紛れもないマスターピースで、この水準のポップスは誰にでも歌えるものじゃない。僕はこの曲こそ彼女が天才であることの証だと思っている。七色の月が照らすなかを週末夜の欲望が疾走して文句なしに"アゲる"。笑いつつ誘っておきながら次の瞬間には少し怖くなって、身をひるがえして舌を出してしまうような危うさも可愛らしい。大胆と臆病、欲望と戸惑い、誘惑と拒絶とを同居させる矛盾を抱え込んでいることがいっそうこの曲の ---- 10代後半の女の子の ---- 魅力を増している。

寒くなってきた。雪が積もった。イルミネーションもついた。世界が動揺するのを見ている。だから、観察者としては参加しているのか?










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