亡くなった38歳の男性は、15日に2回目の接種を受けた後に発熱。17日に解熱したが、18日に自宅で死亡した。解剖して死因を調べている。
30歳の男性は22日に2回目の接種を受け、翌日に発熱。回復して仕事をしていたが、25日朝に死亡した。死因は明らかになっていない。
厚生労働省は28日、新型コロナウイルスワクチンの接種後に死亡した30代の男性2人が、異物混入があった製品と同じ工場で作られ、使用見合わせ対象となった米モデルナ製を接種していたと発表した。使用したワクチンに異物は確認されておらず、接種と死亡との因果関係は不明としている。
国内の販売や流通を担う武田薬品工業は同日、因果関係の有無を調査すると発表した。死亡したのは38歳と30歳の男性で、いずれも基礎疾患やアレルギー歴はなく、2回の接種を終えた後だった。
これはかなり気になる。通常であれば基礎疾患のない健康な38歳や30歳の男が突然死することは極めて稀な、ほとんどあり得ない事態。ところが今回はなぜかそれが起こったのだからその原因を探さなければならない。状況の推移を見ればモデルナのワクチンを疑うのが合理的な態度。
上の死亡者2人が同じように、モデルナの2回目接種後に発熱を経て3日後に死ぬというとてもよく似た経過をたどっている。
この件に異物の混入は関係していないように感じる。なぜなら2人が打ったワクチンの容器にはそもそも異物の混入が確認されていない。
単にモデルナのワクチンが複雑な作用機序を経て何らかの致命的な障害を2人にもたらして死亡させたと見る。
強力で洗練されていないワクチンだからそれを接種した人間の中で特に運の悪い人が死ぬ事態は十分にあり得ることだと感じる。
ただワクチンで死ぬよりもCovid-19で死ぬ確率のほうが比較にならないほどはるかに高いので、例えごくごく稀に死者が出るとしても少しでも早くワクチン接種したほうがいいことにまったく変わりない。