A Note

^_^

Shit went down real fast.

今週の週末にかけてヨーロッパまた南米で感染者数が増えるので、今まで他人事だと思ってニコニコしてた国の人たち、ドイツとかチリとかブラジルとかもう今朝の時点で感染者が確定し始めた、そんな国の国民がいきなり自分の尻を蹴られたようなびっくり顔になる、事の重大さに気づく。これから数日はそういう展開になる。いたるところからマスクや除菌スプレーが消え去る。感染者数が爆発したイタリアの、ミラノでパニックが発生してスーパーから食料品が消え去ったりしてる。スーパーが空になり何も売っていない光景はさらなる恐怖を生んで人々はもっと焦る。

この期に及んで自分の国だけは大丈夫と考えるなんて、自分の頭で何も考えていないに等しい。必ず来るに決まってる。でも人間の本性というのはそういうもの。自分の近所に感染者が出るまでその危険性に気づけない。人より先に気づいて準備してる人は偉い。

アメリカで潜在する感染者がようやく確定され始める流れも予想する。アメリカはかなり醜いことになるかもしれない。ろくな備えがない。検査体制がない。現場にマスクがない。すっぽり白衣がない。いろいろ読んでアメリカの準備レベルは日本以下という印象を持ってる。もしそうだとしたら終わってる。がんばってほしい。

のんびりしてた国がようやく検査し始めたから確定されるだけで、感染者自体はもう世界中に散らばって潜在している。後はその人たちが咳や発熱の症状を呈しはじめて、その国の政府が重い腰を上げて検査し始めるのを待つだけ。

日本政府はとても無能だが、いろいろ読むとどこの政府も同じくらい無能。今回のウイルス危機のような本当の緊急事態への備えや覚悟ができている政府というものはそうはない。ただイタリアと韓国、またシンガポールの対応はかなり素晴らしい。この3カ国の危機対応は日本の稚拙なそれと比べてはるかに上。それは可能な限り迅速でしかも大量のPCR検査、そして個人の権利と公共の福祉とが衝突するときに後者を優先する強権の発動がきちんとできていること。日本政府はその2つともまったくできない。

中国の生産能力に依存したこの世界は中国からのモノの流れが途絶えると続いていけない。今中国の経済活動が止まってサプライチェーンが寸断されている、この状況が続けば観光業界だけじゃない、世界の誰もが痛みを感じるようになる。うちは関係ないと思っていた会社も危うくなってくる。倒産も増える。

供給が止まるとすごく困るものとして医薬品がある。必ず飲み続ける薬というものを持つ人もいる。中国という国が今後どれだけ機能を回復するか、できるか、その度合によってはこれからかなりの種類の薬の入手に影響が出る可能性があると言われている。薬に限らない、今後の数ヶ月は中国という国が丸ごと機能停止した、その多大な影響をあちこちで感じる、そういう時期になるはず。

 

 

 ■■■■■■■■■■■■■■■

 

おれはまったくAlarmist(=パニック煽り立てるやつ)とかDoomer(=終末論者)じゃない。ただ普通の日本人よりきちんと情報とEvidenceを集めていて、それを元に自分の頭で論理的に思考する能力があるだけ。

日本の会社員は朝のワイドショー見て安心したりパニックになったりしてる。バカなことだから今日からやめたほうがいい。科学的な証拠に基づいた情報を自分で探して、それを元にして自分の頭で考えろよ。

きちんと英語ができない人はこういうとき英語圏の情報を自由に探せないから損なんだよね。例えば武漢の医師たちが頑張って書いてくれた武漢コロナウイルスについての疫学的論文とかもうWebに出始めてて誰でも読めるんだけど、当然英語で書かれてるからそういうのが日本語のようにすらっと速く読めないと困るじゃない。

若い世代なら気づいてると思うけど、人生のなるべく早くに英語をできるようにしないと損するよ。なんか日本がクソっぽいなってことにも今回のウイルス危機でみんな気づいただろ(相当遅いけど)

でも電通の汐留本社で感染者出て、翌日から5000人全社員がリモートワーク可能ってさすがだね。富士登山と過重労働で鍛えられてるだけあるわ。